アマレッティ。

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母「あっ、Aちゃんおはよ〜！」



ひろのお母さんが、

大量のごみを持ってゴミ捨て場に行こうと

家から出てきた。




「おはよう！

あ、ねぇひろって」







"ひろ？


え、もう練習行くってとっくにでてっちゃったわよ？"




だって。



え。

もう、本当になんなの、あいつ…






母「なんか用事あった？」






「…ううん、なんでもない！

いってきまーす！」









…意味、わかんない。






ひろの態度って、


昔から少しクールなところもあるけど

こういうことって、


滅多になかった。




だからなおさら気になるし、

なんか腹立つ。






美「おはよA」



眠そうに

美波は後ろから鞄で私のお尻を叩く。





「あっおはよ」



美「昨日連絡しなかったでしょ〜

してって頼んだのに〜」




「あ、そうだったごめん！」



美「んで？

どうだった…、


え！？髪めっちゃかわいいじゃんっ…！」




その感じだと昨日何かあったな！？

って、


さっきまで眠そうだったのに

目を開いて、期待満々の顔してる(笑)






美「っえ！？

ウィンターカップに！？」



「、うん(笑)」


美「ねぇ…

もう絶対玉森先輩、

Aのこと気になってるよ」



「そう、なのかは、

まだわからないけど…


でもまだ先輩がバスケしてるとこ見たことないから

見たいなって、」




美「しかも、ウィンターカップっていつか知ってる？」






"クリスマスだよ"



だって。




何も知らなかった私は

びっくりしちゃって、



確かに…、

そんな日に大会があって

来てって言ってくれるのは


少し…期待しちゃう。













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