アマレッティ。

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そのあと、美波の質問攻め。





"どういう経緯で一緒になったの！？"


"待って待って、その前に下駄箱でって？"


"まさかデートっ！？"


"え、もう付き合ってるとか！？"



まだ何も言ってないのに

一人でずっと喋ってる(笑)






「ね、落ち着いて？


私もこの状況に

ちょっとだけ混乱してるの」






私がそうならあんたが一番そっか。

なんて、一つずつ2人の疑問点を整理しながら

教室に戻った。






美「な、なるほどね…


てことは、玉森先輩

Aと話す前から気になってたのかな？」



「んー、よくわかんない(笑)


でもなぁ、」



遊ばれてると思わない？




そもそも玉森先輩は

凄くかっこよくて


女の子から超人気で、



そんな人が１個下の私なんかに、




「――だいじょうぶなのかな、」


美「へ？」


「私、恋愛経験なんて全くないし

なんかよくわからないけど


遊ばれてるんじゃないかなって思っちゃう。」



美「んー、先輩の悪い噂は聞かないけどなー」




美波は学校の噂をいち早く入手する。


どっからその情報仕入れたの？っていうくらい

いつも私にだけ教えてくれる(笑)



「美波が言うなら本当なのかな…」





今日行ったら報告してね、って言われて

ちょうど次の授業のチャイムが鳴る。




窓から見えるグラウンドに

ちらほら生徒が走ってた。





あ―――ひろのクラスだ。




一部の女子たちがひろを見て話してる。


ひろもモテモテだなぁ…、



と、思ったら

パッと目があって。



北「(ばーーか)」


って、口の動きだけで分かった。




「(ばーーか！)」



言い返したら、

ひろが集中しろって黒板に指をさす。


むっとしてたら





先「どしたーー七瀬ーー」



「…あっ、すいませ……/」



ってクラスのみんなに笑われた。















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