正面突破.8 ページ8
＊
「……で、合宿自体は１週間あるわけだけど、荷物は各自まとめ終ってるよね？」
アンさんから大体のスケジュールを教えてもらったあと、確認の言葉をかければ色んな方向からパラパラと返事の声がする。
『アンさん、車のメンバーってどうするんですか？』
「あ、それは昨日あみだくじで決めてあるよー
ちなみにAちゃんは、二号車……えっとぐるの車に乗っけてもらってね」
『分かりました！
あ、でも皆乗れる大型車ってウチではぐるたみんさんの車一台じゃ？』
「あ、ソレは今から来る人が車持ってくるから大丈夫だよー」
*
雲の上から照り付ける太陽の直射日光が少しだけ強くなったときに、紺色の車がシェアハウスの門の前に停車した。
そして、助席からオレンジ髪の背の低い女の人が飛び出してくと、その人は両手を高々と掲げて可愛らしいロリ声でこう言った。
「やっほー！僕がやって来ましたよぉー！」
「久しぶりーっ！」
「あっ、96ちゃん！お久しぶりーっ！」
ひしっ、と96ちゃんと背丈があまり変わらない女の子が可愛らしく96ちゃんに抱き付く。
その女の子は動物に例えると、正にリスみたいな子。
「そういや、今さぁ合宿の方は50℃越えたらしーよ！」
「ええっ！？ほんとにー？
あっ、それならお日様の光りでバーベキュー出来そうだねえ！」
僕、バーベキュー大好きなんだあ。
と、リスみたいな女の子がゆるむ頬を両手で抑えた瞬間。
「出来るか」
リスみたいな子の頭のてっぺんにそれなりに勢いのある手刀をくらわせながら、無気力そうな声音で軽くツッコム店長と同じ髪色の男の人。
おそらく、車の所持者だと思われる。
「うー、痛いよぉ」
「はいはい。
あ、アン。俺んとこは何人乗せれば良いの？」
「えーっと、そらるも合わせて5人」
『……そ、らる？』
私のその声に反応して、青髪のその男性は顔を此方に向け私の方へと視線を写した為、ガッチリと視線が重なりあった。
「灯油、誰？この子」
「A」
「……、A？」
そらるさんはそう呟きながら眉を寄せ、いぶかしげな表情になった。
多分、歌い手の方の私と同じ名前なのが気になったのだろう。
『そらるさん初めましてAと言います。よろしくお願いします』
「よろしく、えっと……歌い手？」
『いえ、ただの一般人ですよ』
自分で言ったその言葉で、胸が少し苦しくなった。
ラッキー歌い手(敬称略)
天月
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ゆゆ - sou君かわいそう、sou君かわいそう←作者様にむけての愛の告白((( これからも頑張ってください！応援しています！大好きです((( (2020年5月31日 13時) (
レス) id: c303749b45 (このIDを非表示/違反報告)
来賓 - 天月さんだったら 天「……」みたいな感じがいいと思います。 (2017年9月22日 17時) (レス) id: 00ddd4f313 (このIDを非表示/違反報告)
シャウトノイズ@叫音紫乃(プロフ) - むむむさん» 台本書きでない分、どの人が話しているか分かりやすい様に、と口調を変えたつもりでしたが、完璧に私の書き方が下手でした。分かりにくくて本当に申し訳ないです。 (2016年9月26日 8時) (レス) id: c4109b72a0 (このIDを非表示/違反報告)
シャウトノイズ@叫音紫乃(プロフ) - ほしさん» 語弊がありました。歌い手ではない、という意味で一般人という言葉を使わせて頂きました。もし気分を害されて仕舞われたらごめんなさい。合わせて、返信が遅れてしまったこともお詫び申し上げます。すみませんでした。 (2016年9月26日 8時) (レス) id: c4109b72a0 (このIDを非表示/違反報告)
むむむ - 誰が喋ってるのかわからない(´Д` ) (2016年9月22日 2時) (レス) id: 86b2e86700 (このIDを非表示/違反報告)
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