正面突破.23 ページ24
待たせちゃってごめんなさい！
皆、ただいま！
▲▽
「＿＿＿、＿＿＿＿＿♪」
「お疲れ様」
「ありがとうございます！」
ガラス越しに、ニッコリと爽やかに笑うSou君。
一方ガラスの此方側は、なかなか殺伐とした空気なので(主に歌詞さんが)私達は物音１つさえ、たてないように細心の注意を払いつつも横目でアイコンタクトを取った。
此方の部屋に入って来たSou君はどうやら満足に歌えたからか、この空気に気付いていないようで依然、口角が上がっている。
「アドバイスお願いします」
「まず、今なにを意識して歌っていたか教えてくれる？」
「自分の声をどうやって聞いてもらうか……です」
「うん、分かった
敢えて厳しい言い方をさせてもらうけれど、良いかな？」
「？ はい、お願いします」
コテリと首をかしげながら発したSou君の返答に、私達三人は心の中で頭を抱えた。
(もう、完全に死亡フラグだよ……!!)
「うん。
最近、爽快に歌ってみた？とかなんだか僕は君の動画見たこと無いから全く分かんないけど、歌を聞く限り最近あざとい方針に変えたばっかでしょ？
君は感情の込め方が良いって以前聞いてたから、期待して聞いてみれば自身の声の事しか考えてない薄っぺらい旋律でガッカリしたよ」
「……っ、」
「どうせ“前の方が良かった”とかコメントに言われてるでしょ？
そうだろうね、だって君の感情の込め方が好きで聞いてた初期リスナーさんは人気に溺れていく君の姿なんて見たくないだろうし」
歯をくいしばっている彼の表情を見ても尚、彼は追い討ちを掛ける。
いや、彼の表情を見たから 余計かもしれない。
「なんか今人気だからってついったーとかで調子ノってると、何かヘマをした時にこの業界のどん底を惨めに這いつくばる事になるよ？
あと、なんか大先輩の歌い手さんと絡ましてもらってたのに受け答えが適当だったからその後のフォローの仕方で大先輩を困らしてたしさ？
あの人が優しいからって甘えすぎない方が良いよ？」
「は、い……」
「別に自信が付くこと事態を僕は否定してるワケじゃないよ？CDとかETAとかXYZ出まくって凄いとは思うよ。うん。
ただ……」
「た、ただ…？」
「“その程度”で僕達と同じ舞台に立ってるだなんて、思わない事だよ」
ラッキー歌い手(敬称略)
天月
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ゆゆ - sou君かわいそう、sou君かわいそう←作者様にむけての愛の告白((( これからも頑張ってください！応援しています！大好きです((( (2020年5月31日 13時) (
レス) id: c303749b45 (このIDを非表示/違反報告)
来賓 - 天月さんだったら 天「……」みたいな感じがいいと思います。 (2017年9月22日 17時) (レス) id: 00ddd4f313 (このIDを非表示/違反報告)
シャウトノイズ@叫音紫乃(プロフ) - むむむさん» 台本書きでない分、どの人が話しているか分かりやすい様に、と口調を変えたつもりでしたが、完璧に私の書き方が下手でした。分かりにくくて本当に申し訳ないです。 (2016年9月26日 8時) (レス) id: c4109b72a0 (このIDを非表示/違反報告)
シャウトノイズ@叫音紫乃(プロフ) - ほしさん» 語弊がありました。歌い手ではない、という意味で一般人という言葉を使わせて頂きました。もし気分を害されて仕舞われたらごめんなさい。合わせて、返信が遅れてしまったこともお詫び申し上げます。すみませんでした。 (2016年9月26日 8時) (レス) id: c4109b72a0 (このIDを非表示/違反報告)
むむむ - 誰が喋ってるのかわからない(´Д` ) (2016年9月22日 2時) (レス) id: 86b2e86700 (このIDを非表示/違反報告)
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