正面突破.22 ページ23
*
「＿＿＿＿♪」
最後の１音が流れ、音楽が止まった。
腕に鳥肌がたちすぎて気持ち悪い。感激の二文字を頭が完璧に支配する。
「ぱなまん君」
「は、はい」
「動画でコーラスもやってたよね。今できる？」
「大丈夫です」
「じゃあぱなまん君の動画のサビから流すから、それにコーラスを付けてみて下さい。
3.2.1 はい」
「、……♪」
「はい、ありがとう。お疲れ様」
「ありがとうございました」
全て歌いきったぱなまんは、やりきったような清々しい顔でヘッドフォンを取り外し、此方の部屋へと向かって来た。
それでも少し表情が強ばっているのは、きっと歌詞さんの真剣な表情の所為だろう。
「どう、でしたか？」
「うん。良いと思う。まだアレンジが荒削りな所もあるけど、そこを上手く利用してる歌い方だと思う。
ただ、コーラスが気になるからそこだけ練習しようか」
「はい！」
そう元気良く返事をして、その嬉しそうな表情のまま ふぁっきゅんの隣にドカリと座り込んだ。
目を細め頬を緩めるその姿は、おっきい犬を何故だか連想させた。
『お疲れ様、ぱなまん』
「せんきゅ」
『コーラス頑張ってね』
「おう！」
(犬耳と尻尾が見える……)
案外ガツガツした熊とかじゃなくって、ゴールデンレトリバーなのかもしれない。なんてこの場に似つかわしくない事を考える。
最後に歌うのは、どこか自信気なSou君。
なんだか、歌詞さんの目付きがぱなまんのときより厳しくなった気がした。
「曲は？」
「あ、イジワルな出会いでお願いします」
「はい、……流します」
そう言って歌詞さんは此方と通話を切る為のマイクをブチリと切った。
そしてSou君の歌声をBGMみたいにしながら、不可解そうに私に聞いた。
「ねぇ、僕Souさんの動画拝見した事が無いんだけどさ……いつもこうなの？」
『こう？』
「歌い方、いつもこんな感じ？」
『はい、最近は……』
「最近？」
『えと、Sou君最近歌い方をあざとい感じに変えたんですよ。評判も良い感じらしいです』
「へぇ。因に前はどんな歌い方だったの？」
『一番に表現を大事にしてたって感じですかね』
「なるほどねぇ、
うん。ありがとう」
▲▽
少しの間、小説書くのお休みします。
理由は他作品で説明いたしました。ごめんなさい。
必ず帰って来ます。
それと、お気に入り作者200人突破ありがとうございます!!!!
ラッキー歌い手(敬称略)
天月
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ゆゆ - sou君かわいそう、sou君かわいそう←作者様にむけての愛の告白((( これからも頑張ってください！応援しています！大好きです((( (2020年5月31日 13時) (
レス) id: c303749b45 (このIDを非表示/違反報告)
来賓 - 天月さんだったら 天「……」みたいな感じがいいと思います。 (2017年9月22日 17時) (レス) id: 00ddd4f313 (このIDを非表示/違反報告)
シャウトノイズ@叫音紫乃(プロフ) - むむむさん» 台本書きでない分、どの人が話しているか分かりやすい様に、と口調を変えたつもりでしたが、完璧に私の書き方が下手でした。分かりにくくて本当に申し訳ないです。 (2016年9月26日 8時) (レス) id: c4109b72a0 (このIDを非表示/違反報告)
シャウトノイズ@叫音紫乃(プロフ) - ほしさん» 語弊がありました。歌い手ではない、という意味で一般人という言葉を使わせて頂きました。もし気分を害されて仕舞われたらごめんなさい。合わせて、返信が遅れてしまったこともお詫び申し上げます。すみませんでした。 (2016年9月26日 8時) (レス) id: c4109b72a0 (このIDを非表示/違反報告)
むむむ - 誰が喋ってるのかわからない(´Д` ) (2016年9月22日 2時) (レス) id: 86b2e86700 (このIDを非表示/違反報告)
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