4 だから、お願い ページ10
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「…シュ…ア…シュア…」
僕の名前を呟きながら、僕の腕の中で眠る君。
長い睫毛が落とす影を眺めながら、そっと乱れた前髪を整える。
_____だから、お願い
違う国に生まれたAと僕。
そんな2人が出会って。
僕が君を好きになって、
君が僕を好きになって。
こう考えると、本当にすごい事だと思うんだ。
「奇跡」なんて、そんな一言じゃ言い表せないくらい。
そんなAが、僕には本当に大事だよ。
僕の想いは届いているかな。
いつも、できるだけ言葉にしようって努力してるけど、ちゃんと届いてるかな。
でもね、大切だからこそ、すごく心配になるんだよ。
君がこの世界から消えてしまったら、僕はどうなっちゃうのかなって。
いつ来てもおかしくないと言われるその日を迎えたら、僕はどうなっちゃうんだろう。
すっかり細くなってしまった手首。
強く握ったら、本当に折れてしまいそう。
君の影がどんどん薄くなっていくのが、目に見える。
"薬の副作用で髪が抜けたって、そんなこと僕が気にすると思うの？
僕はね、君が隣にいてくれればいいんだ。
他には何もいらないから。
ただただ、Aが隣にいてくれればいいんだよ。
そうすれば、僕はいつも幸せだから。"
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ring(プロフ) - まゆさん» 初めまして！コメントありがとうございます。気付くのが遅くてすみません。完成次第アップさせて頂きますので、読んでくださったら嬉しいです(^^) (2017年6月20日 20時) (
レス) id: 73f0eafd9e (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 初めまして。ミンギュのが面白かったです。ミンギュの話の続きが知りたくなりました。機会があったら、続き書いてもらいたいです。 (2017年6月17日 21時) (レス) id: 13cb3fd920 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あよん | 作成日時：2017年6月12日 15時
