検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:32,242 hit

END ページ21

.



「胡蝶少女」のポイントは、蝶のように手を動かす部分。


いつものように手をヒラヒラさせながら、表情は儚げに、視線を客席へと伸ばす。


まさに、その時だった。




"あ、"




今までで、ステージ上で1番びっくりしたかもしれない。

だってそこには、僕の「胡蝶少女」がいたから。



『セフンおっぱ!
覚えてないかもしれないけど、
ハンカチありがとうございました。
本当はファンです…笑笑
大好きです!』



アリーナ席にいるAさんは、そんなメッセージが書かれたスケッチブックを胸に、僕のことを見つめてた。



"ファンです"


その一言だけで満足するよ。

それ以上なんて望まないよ。

君と僕は、"ファンとアイドル"。

僕の感情は、ただただ胸にそっとしまっておくよ。




アンコールでは、「Lucky」を歌った。

彼女がいるところは分かってたから、Aさん目がけてファンサービスをして。


ステージに上がる前に、特別にメッセージを書いておいたボールを彼女に投げた。



"覚えてるよ、Aさん。
ずっと僕のファンでいてね!
사랑해! "



君は知らないよね。

君へと向かう、僕の気持ち。

本当の、その"愛してる"の意味だって。



バイバイ、僕の初恋。

バイバイ、僕の胡蝶少女。




_____胡蝶少女 END






.

8 君が、いない→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
58人がお気に入り
設定タグ:exo , seventeen , B1A4
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ring(プロフ) - まゆさん» 初めまして!コメントありがとうございます。気付くのが遅くてすみません。完成次第アップさせて頂きますので、読んでくださったら嬉しいです(^^) (2017年6月20日 20時) (レス) id: 73f0eafd9e (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 初めまして。ミンギュのが面白かったです。ミンギュの話の続きが知りたくなりました。機会があったら、続き書いてもらいたいです。 (2017年6月17日 21時) (レス) id: 13cb3fd920 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あよん | 作成日時:2017年6月12日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。