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「やだ!A〜
会いたかった!!」
中学時代の親友であるミカに再会して、大興奮。
お互いの近況を報告して…
「で?やっと付き合ったわけ?」
突然ミカが言うけど、何の話か分からない。
「やだ〜秘密なの???
…Aとジョンハンが付き合ってるの。」
「え?私とハニ!?
付き合ってないよ!?」
私がそういうと、ミカは目を丸くして驚いてる。
「え!これだけずっとAのこと見てるのに!?
今日だってAが短めのスカート履いてるから、ずーーーっとジョンハン見てるよ?笑笑」
パッと振り返ると、確かにハニと目があった。
しかし、ユン・ジョンハンに限ってありえない。
ハニが私のことを好きになるなんて。
あれだけ毎日女の子扱いされてないことを痛感してるというのに、今更無理な話だ。
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「Aちゃん???」
突然声をかけてきたのは、私の初恋だったジョシュア君。
ハニのせいで告白すらできなかった、私の初恋。
そんな彼は、地元でも有名な進学校の制服を着ていた。
「制服似合ってるね!カッコいい」
「ありがとう。
Aちゃんも、スカートすごく似合ってる。
可愛い。」
普段はハニに全くされないから、慣れていない女の子扱いにドキドキしてしまって、一気に顔が赤くなるのが分かる。
これがもしかして…同窓会で出会っちゃうってやつ?
なんて、期待した瞬間だった。
『おい、ジョシュア。
何話してんの?』
突然ハニがいつになく不機嫌な声で乱入してきたのは。
「ごめん、ハニ。
Aちゃんはハニのだもんね。
じゃ。」
……え?
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作者名:あよん | 作成日時:2016年2月20日 17時