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「...!...A!...A!!」

「んん…うるさい、、、」

朝から何なんだ全く。

そんなに呼ばなくても聞こえてるって。



「う...いたっ...」

頭がズキズキする。

と同時に視界がクリアになって...



「ベッキョン!?!?」


私を見下ろすベッキョンがいた。




「A。なんで今そんなに頭が痛いんだっけ?




...昨日何してたの?

俺との映画断って?」


「えと...ダヨンと夕飯に...」



「へえ。夕飯ねえ?




ぐでんぐでんに酔っ払って、挙句の果には見知らぬ男におんぶされて、帰ってくるのがただの夕飯なの?

連絡先まで交換して?」



仔犬の視線が今日は全然仔犬じゃない。

なんか、ドーベルマン?



「それってさ、合コン、ってやつじゃないのかな?

Aちゃん?」



まずい。ベッキョンが完璧に怒ってる。

私を、ちゃん付けして呼ぶ時は怒ってる時。

それも、ものすごく。



「あ、、、でも!

私、合コンだなんて全く知らなくて!!!」



「へえ。そうなんだ?


じゃあAはそのままお持ち帰りされても良かったわけだね???

ふーん。Aがそんなやつだとは思わなかった。」



...。

なんなんだ、この子犬。

言わせておけば言いたい放題。


さすがの私も今のは我慢出来ない。





「ねえ。ベッキョン。


ベッキョンは何なの?

私の何なの?


何の権限があって私にそこまで言うわけ?

彼氏でもないくせに。」





「は?

俺、お前の彼氏候補だけど?」



...え。




「あと1週間も無いうちにお前の彼氏になるから。

まあ、お前の彼氏(仮)ってとこかな?





とにかく、A、これからはこういうこと無いようにしろよ?

心配だから。」




まっすぐ顔をのぞき込んでくるベッキョンに、何も言えなくて、私はただ頷くだけ。




「へ?...あ...うん」


.
.
.



ただの幼馴染み、ベッキョン。


仔犬だと思ってナメてました。


仔犬なんかじゃありませんでした。




ただの...いや、すごくかっこいい、



彼氏(仮)でした。




_____「彼氏(仮)」




(仮)、が取れて、彼氏、になるのはそう遠くない未来のお話。


「チャニョルと今日、ゲーム買いに行ってくる。」
「は?ダメだろそんなの。俺も行く。」
「なんで?このゲーム好きじゃないでしょ?ベッキョンは。」
「...お前が好きなものは、俺も好きなの。」



.

1 君が泣いてる KS→←1 彼氏(仮) BK



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作者名:あよん | 作成日時:2016年2月20日 17時

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