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もうあの頃じゃなくても
僕をすっかり忘れてしまっても
僕はただの過去の人だとしても
tonight is just one night 君を失う前のように
君をまた自分のものにしたい僕の気持ちは どうしてこんなに未練がましいのか
君がいない日々を認めることができない
tonight is just one night 君を失う前のように
一度だけ僕の気持ちを聞いてくれ every day every night I am missing you
僕の傍にいなくても もう会えなくても
いつも僕の心には変わらない君がいること
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なんでよりによってこの曲なんだろう。
この曲を、アイツが、チャニョルがカバーしてた。
見たくて見たわけじゃない。
ただ、パッとつけたテレビでやってただけ。
私の昔のお気に入りの曲。
「これ、私の好きな曲！」
「ええ？それ、、、
うん、確かにいい曲だけどさ、、、
別れるとかそういうのやめよ？」
懐かしいね、あんな会話をしてたのが。
今ではあなたが、テレビの中でこれを歌ってる。
アイツの記憶を片付けないと。
そう思って、スマホから曲を削除しようとする。
ほんとに、好きだったなぁ。
これでもう、全部思い出になる…はず
だったのに。
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「キャーッ」
車道を走っていた車が、いつの間にか横付けされてそこから伸びた手が私を車へと引きずり込んだ。
私の叫び声なんて、誰もいない路地では意味をなさない。
まさか、これで私は…�牘�れちゃうの？“
チャニョル以外の人に、触れられなきゃいけないの？
恐ろしい考えが頭の中を駆け巡って、ぎゅっと目を瞑った。
でも
「…A…目開けて？
A？」
聞こえてきたのは、懐かしくて、大好きで、それでいて大嫌いな彼の声。
恐る恐る目を開けると、私を心配そうに覗き込む彼がいた。
「チャニョ…ル…？」
思わず名前をつぶやくと、私は安心したのかそのまま眠りについてしまった。
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作者名：あよん | 作成日時：2016年2月20日 17時
