吐いたのはお花『花吐き病』 (ページ10)

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ボケ『平凡』ページ10

これから少し日常をかきます。
それからシリアス展開か、物語動かそうと思ってます！
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私名前は食パンを咥え、走っている。
そう、あっちにシノアの背中があるのだ！
よしいけ私、今だ走り抜くのだ

『うをぉぉぉぉぉおお！！』

「なにやってんだよ」

走っていると優ちゃんに止められてしまった。
妨害だ！妨害である！
新聞に載せてやる！

『私の邪魔をするなんて、死ぬ覚悟はあるか』

「お、おい……やめろよ
うをぉぉぉぉぉおお！！！」

私は武器を出し優ちゃんを追いかける。
シノアのことは忘れていたが優ちゃんを倒すことが今は優先なのは当然。

『ふっふっふ』

「話し合いが平和だよな、そうだよな、うん」

『えいっ！』

私は優ちゃんにチョップを入れると、怯えた顔を携帯で撮る。
よし……全員に送信しよう

「おいこらまてぇぇぇぇぇ！」

『あはは、怒った怒った』

喧嘩はしますがなんだかんだ平和です。
あの後写真を全員に送信したことにより彼の噂は収まることが無かったのであった

『いやぁ、疲れた疲れた』

「お前ってなんで苗字ないんだ」

肩を回していると君月が話しかけてくる。
苗字がない理由か……それはいたって簡単

『養子だからだよ』

「ならその養子の親の苗字でいいだろう」

『なんか申し訳なくてね
因みに養子の親でさえもう死んだよ』

私が誤魔化すように笑っていると彼はとても怒り混じった顔でいた。
何か言いたげな、伝えたいという思いがわかる

「俺には妹がいる、お前は何もかも知っている目をしている。
今度……知っていることを全て教えてくれ」

『君月の妹？なんか聞いたことあるね
いいよ、また今度ね』

君月の妹、実験対象唯一の成功の確率が高いものである。
あの子は……死ぬか化け物になるかその二択しかもうないだろう。

可哀想なお兄ちゃん