吐いたのはお花『花吐き病』 (ページ5)

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ロベリア『悪意』ページ5

「それで何をしていた」

グレンがとてつもなく怒っている。
深夜と私は土下座をしながら事情を説明した。
どうなったかというと何故か深夜が怒られている。

「仲間は隣にいたなら一緒に逃げるのが使命だ、それに男だろ……女を見捨てるか普通」

「ごめん……Aのこと好きなグレンにとって最低な行為だったね」

「なっ！」

あはは、深夜の方が一枚上手だね。
けどグレンを負けぬと言い返す。
さっきのことは聞かなかったことにして私は間に入る。

『深夜が私を押し倒してあんなことやこんなことを無理矢理してきたなんて言えないよねー』

「グレン……、ち、違うんだよ」

「……」

火に油を注いで炎にする。
ニヤニヤとしながら口パクでザマァと言うと
私は見学をする。

グレンが拳で深夜を殴ると内容を聞き出そうとしているようだ

「確かに押し倒したよ？！けどあんなことやこんなことなんか……」

持っていた録音機を再生させてみる。
私の大好きな録音機よ、フィナーレをしてやれ

(「おとなしくしてよね」
『吸血鬼の方が優しかった……ぁ…』)

わざと声を出してやったのはこのためだ。
そして深夜のツッコミをする前に消す！
ふっふっふっ、どうだ深夜参ったか

『ププー』

「A！ちょっとどうにかしてよ」

「ほう、いい度胸だ」

深夜が連れて行かれボコボコにされたのは言うまでもない。
あとからネタバレをしたが押し倒したという現実が突き刺さったのであった。

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「本っ当Aのせいだらからね」

『いやー、申し訳ない』

「嘘つき」

『あはは』