sweetness23 ページ23
｢ごめん、ちょっとトイレ借りるわ｣
弟者がリビングを出ると、僕はただひたすらAちゃんと弟者が鉢合わせないことを願っていた
｢アイツ、何で急に高校の時を思い出してんだよ、3年もたったんだから忘れりゃ良いのにな｣
兄者君はだるそうにそう言うけど、もしかしたら僕にとっては重要な事かもしれないからお腹が痛かった
｢まあ、たまに思い出しちゃうじゃん？｣
Aちゃん以外は愛してないけど、忘れられない女の子はそりゃあ僕にだっている
とりあえず今は悪い方に考えるのをやめて、目の前の会話を楽しもう
そうすれば…
｢ねえおついちさん、どういうこと…｣
ドアを急いで開けた弟者君の顔には疑念と怒りが見えた
｢何？トイレ汚かった？｣
｢そうじゃなくて、何で…Aちゃんが居るの｣
Aちゃんは下を向いて自分の腕を押さえていた
｢それはね、Aちゃんが…｣
僕の彼女、って言いたいのに言いたいのに僕達はあまりにも歳が離れている
｢Aちゃんはおついちさんの何？俺の後輩だよ？どうしておついちさんの家に居るの？｣
｢あ…あの、弟者先輩、おついちさんは何も悪くないので…｣
そういう事だったのか、あの先輩は弟者君で、弟者君の言うあの子はAちゃんなんだ
｢おいおい、ちょっと待てよ。俺がわからねぇよ｣
2人は3年前に面識があって、Aちゃんは弟者君の事が好きだったけど、何かがあって関係がなくなった…
｢兄者、Aちゃんは俺の高校の時の後輩なの。で、何故かおついちさんの家でAちゃんと俺は再会した。おかしくない？｣
｢いや、Aちゃん？がおついちさんの親戚かもしれねぇじゃねぇかよ。事情があって居るんだろ？｣
兄者君が1番常識的な考え方かもしれないけど、僕はAちゃんが昔弟者君を好きだった事実に向き合うことに必死だった
｢確かにそうかもしれないけど…｣
Aちゃんは明らかに焦って、顔色も悪い。この場にずっと居させるのも可哀想だ
この際はっきり言ってしまおうか、
｢違うよ、僕はAちゃんと同棲してる｣
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姫乃(プロフ) - タコ草さん» コメントありがとうございます。redの方も読んで頂けたの、本当に嬉しいです(TT)今後ともよろしくお願い致します！ (2019年1月28日 8時) (
レス) id: 5178cb1839 (このIDを非表示/違反報告)
タコ草(プロフ) - コメントした途端に更新されるなんて…！2回読み返しました。ああ、もう好き… (2019年1月28日 0時) (レス) id: 6d6e493092 (このIDを非表示/違反報告)
タコ草(プロフ) - 初コメです！2人が互いに隠していることがある、という設定が凄く好きです！！いつか、秘密がバレてしまう時が来るのでしょうか…？今後の作品が楽しみです*°後、redの方の終わり方に悶えました……。素敵……。 (2019年1月28日 0時) (レス) id: 6d6e493092 (このIDを非表示/違反報告)
はなりんか - ごめんなさい！人違いですかね、本当にすみませんでした！申し訳ないです、、 (2019年1月26日 0時) (レス) id: 6f04420929 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃(プロフ) - はなりんかさん» こちらこそ失礼します！当方JUMP界隈には手を出していなので、同じ名前の方だと思うのですが…間違っていたらごめんなさい！当方リクエストをした覚えがないので間違いかと… (2019年1月25日 23時) (レス) id: 5178cb1839 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫乃 | 作成日時：2019年1月13日 12時
