【小説版】集えや集え！ヒーロー&敵！《Ⅱ》 (ページ30)

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愛?【死柄木皆生/松野一松】ページ30

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昨日は猫耳が生えた事による皆の"触らせて攻撃"が凄かった……次の日起きたら消えてたから、とても…それはもうとても安心している。

『1日だけでよかった……』

そう呟くと、一松に手を掴まれる。

「皆生、ちょっと一緒に来て」

いきなりの事で少し驚いている僕を引っ張って、一松はいつもの場所(・・・・・・)───屋上の、更に死角になっている所までやって来た。

キョロキョロと辺りを見回す一松。

……何が始まるのかな?

「猫耳、触らせてくれたお礼」

その言葉と同時に一松に紫の猫耳が生えた。

……猫耳が生えた?

『えぇっ…!!!?』

辺りを確認したって事は見られたくないって事だろうから、頑張って声を抑える。

まじまじと見てしまった為か、一松はきまり悪そうに後頭部を搔いている。

『あ、ごめんっ!凄くガン見してた……』
「……別に、大丈夫」

皆生だし、と僅かに口角を上げる一松。

『そっか』

なんだか照れくさくて視線を少しだけ逸らした。

…… …… ……

どうやら一松の猫耳は出し入れが可能＿＿尻尾も出来るらしいが目立つので嫌だそうだ＿＿で、普段はしまっているとの事。個性じゃないんだって。

じゃあ何だろう、って聞いたら、明後日の方向を向いて｢愛?｣って言うもんだから平然を装って｢なるほど｣って返したけど笑いを堪えてた。

ごめん一松。

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SpecialThanks!!!
名無しのチート様

一松君の口調が分かってきた……気がする。
(間違っていたら教えて下さい…!)

猫関連、執筆していて楽しかったです!