【小説版】集えや集え！ヒーロー&敵！《Ⅱ》 (ページ26)

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猫耳な放課後【死柄木皆生/松野一松/黒咲千影/闇塚鋭忌】ページ26

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……とうとう放課後が来てしまった。

授業中も先生達が(何も言われはしなかったものの)好奇の目で(あの相澤先生までもが)チラチラとこちらを見ていたので気が気じゃなかったけどね……

今日は服装に合わせて持って来ていた指定カバンを持つ。

……帰ろうなんて思ってないよ?……多分……

「……約束」

後ろからボソリと一松の声。

観念して後ろを向いた。……ん?

「合法的に女子を触れる……へへ……」
「すまん……好奇心に抗えなかった」
「ウチらも…良いかな?」

めっちゃ増えてる。

峰田君(A組公認変態)と(失礼かもしれないけど最初は嘘だろと思ったが)常闇君、そして女子陣(千影、闇塚さん、百、麗日さん、芦戸さん、耳郎さん、葉隠さん)。

『……どうしてこうなった』

小さく呟き内心で頭を抱える。

……あとの皆も帰ってないみたいだった。

ちなみに僕は今験担(げんかつ)ぎとして飯田君(非常口)の所に行っておこうか、なんて馬鹿な事を考えるくらいには混乱している。

むに

『ひぁうっ!?』

掴まれ方からして背後から伸びてきたであろう手はゴツゴツしていて、かつ微妙に皮が厚い気がした。

「良い反応するじゃねーか。あ?」

右後ろから聞こえてきたのはお察しの通り爆豪君の声で、ふと予約組()の方を見ると若干赤面して視線を彷徨(さまよ)わせていた。

一松は赤面してたけどそれ以前に殺気が酷かった。

猫の扱いにうるさいもんね、一松……

『ねえ誰か助けっ…うゃ…』

ぐに、とまた掴まれる。

今度はゴツゴツしてるけど……ちょっと冷たい手。

単純に驚きと温度差で背筋が冷えた。

「……お前女だったんだな」

……あれ、轟君?

『女だよ!!というか猫耳掴むの止めて!僕もう恥ずかしくて死ぬから───』

はっとする。

予約組()がまだ触れてない事に気が付いて本当に良かった。

『───僕が死ぬ前にせめて朝触らせてあげるって言った人に触らせてあげてお願いします』

轟君は(渋々だけど)離してくれた。優しい。

爆豪君は結局離してくれなかったので、予約組()には轟君が掴んでいた方の猫耳を皆で代わる代わる触る事になった。

……まずは一松の猫の扱いについてのレクチャーが入ったけども。

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続きを書こうとしたのですが

一松の口調を知らないので行き詰まりました……

後は頼みます……(遺言)

SpecialThanks!!
名無しのチート様、永琉@るちる様、鋭忌様