【小説版】集えや集え！ヒーロー&敵！《Ⅱ》 (ページ22)

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……これ感染するの…?【死柄木皆生/松野一松/闇塚鋭忌/黒咲千影】ページ22

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それはあの《爆豪猫耳事件》の1週間ほど後の事だった──────……

『……あれ?』

その日、僕は髪を結ぶ為に狭い洗面所の鏡の前に立ったのだが……

『……猫耳……これ感染するの…?』

僕あの時爆豪君触ってないけど……

『……まぁいいか』

考えてても始まんないからね。

その日の髪型は猫耳が邪魔で二つ結びが出来なかったので編み込みハーフアップにした。

我ながら初めてにしては良い出来だと思う。

編み込みハーフアップか……ズボンじゃちょっと……うん

穿き慣れないスカートを穿き、鞄を掴む。

『……ま、今日だけだし!』

いってきます、と呟いて、いつもと違う通学路に足を踏み入れた。

…… …… ……

一松は先に学校に来ていた。

闇塚さんや千影もいる。早い。

……いや、僕が遅かったのか。

髪型を変えたからね。

『おはよ…』
「あー!皆生ちゃん猫耳!!」
「え」
「ホントだー!!触らせてー!勝己結局触らせてくれなかったしー!」
「ンだとコラ触られ殺したるわ!!!」

……お分かり頂けただろうか。

最初から千影、一松、闇塚さん、爆豪君である。

こんなに反応変わるものなの?

というか猫耳に注目されてるのは分かるけど服装もいつもと違うから視線が擽ったい……

黙っている僕をじーっと見て漸く気付いたのか、千影がはしゃぐ。

「皆生ちゃん今日は女の子だー!」

知らない人が聞けば意味不明な言葉だろう。

「えっ嘘!?───ホントだ!!!」

最初に芦戸さんが食い付き。

「わ、私死柄木さんに合う服を創りますわ…!!」

次に八百万さんが食い付き。

「皆生今度ウチの服来てみる?」「私はどっちも好きや!」「死柄木は…女子だった…!」「おお!死柄木君はスカートも似合うな!」etc...

皆が騒ぎ始める。

恥ずかしかったので目を伏せてそそくさと自分の席につく……つもりだったが。

『……ぇっと、ぁの……ょ、よけて、欲しい…かな……』

目の前にいる2人……闇塚さんと一松の、なんて言うか……その、｢触らせてオーラ｣が凄い。

『ぅ……わ、分かったよ……放課後ね……』

ガッツポーズの闇塚さん。

よく見ないと分からないくらい口角を上げる一松。

……弄られまくる放課後が容易に想像出来る……

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私もネタに走ってしまった……

キャラお借りしました…!

SpecialThanks☆彡
名無しのチート様、永琉@るちる様、鋭忌様