惚れた弱みには勝てません。…23 ページ27
[貴方side]
ツー…ツー…
ん、電話だ。
電話の音に気がつき、ケータイを手に取る。
あ、ちなみに私はスマホ。
去年の私の誕生会の時、姉様がプレゼントしてくれたスマホなんだ。
…最初はただの板だと思っていたけど。
次「おっ。ルパンか。」
『もう暗号解けたのかー…やっぱりルパンさんってすごい!世紀の大泥棒より上っていう感じがするわぁ!』
次「おい、早くしねぇと切れるぞ。」
『え?あっ。うん。』
なんだろ、さっき大介がムスッとしてた。
気のせいかな…
『もすもす、Aですけど。』
ル[(ボケに目覚めた…?)あ、こっちもう絵画手に入ったから合流しようぜ。]
あれ?スルーパン?
『うん。あと、少し聞きたいことがあるんだけど…』
ル[ン?]
『私達…話してただけなんだけど…』
ル[楽しい会話ができたろ?]
『会話って…まぁ、今すぐそっちに向かうね。』
ル[あれ、タメ口になってる?まさか俺様のこと好きになったr]
ブチッ
ナカッタコトニシヨウ。
『大介。変なこと聞くけど、私と話してて楽しかった?』
「えっ。」と微妙な顔をする。
まぁ、そりゃそーよねー…
うわぁ…なんか恥い…
『あの、大介。やっぱりさっきのこと忘れ…』
次「楽しかったぜ。」
『え。』
思っていた返事とは大外れだった。
た、たたた楽しいっ…!?
私と…話しててっ!?
体に熱が帯びるのを感じる。
次「へっ。お前さん、顔が真っ赤だぜ。」
『だっ大介本当!?』
次「なんだぁ!どうした!?」
『私と話してて楽しいって…』
未だに信じられない。
だってあの大介が…
女嫌いなはずなのに…
次「あー…まぁな…それより、早く行こうぜ。」
『えっ。うん。』
私の中には、新しい感情が芽生え始めていた。
それは、今までになかった感情。
そう。
『恋心』と、
『嫌な、過去。』
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鈴 - 初めの『少女の資料』の名前のところ、海外の名前なので「クラリス・ド・カリオストロ」の様に、ファーストネーム(名前)・ド(ミドルネームですが、この場合は称号)・ファミリーネーム(苗字)になります。映画の呼ばれ方を確認されると良いと思います。 (2021年5月28日 13時) (レス) id: a6c58dd6ec (このIDを非表示/違反報告)
天竺(希硫酸) - 突然の指摘コメ失礼します。とっつあんは銭「形」ですよ。 (2020年4月1日 23時) (レス) id: 772de3e10b (このIDを非表示/違反報告)
林檎ノ娘(プロフ) - グラノアさん» 作品を見てくれていることに感謝します。 (2019年6月22日 18時) (レス) id: e5eb34e544 (このIDを非表示/違反報告)
グラノア - 文才がなくて面白くないです。あと、話の展開がつまらないです。 (2019年6月18日 20時) (レス) id: db555d8d95 (このIDを非表示/違反報告)
あきころ(プロフ) - 林檎ノ娘さん» おおおおお! (2019年4月17日 23時) (レス) id: 3d36bb7039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎ノ娘 | 作成日時:2019年3月8日 22時