同居者大勢（完結） (ページ43)

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同居者大勢（レトルト）ページ43

カノンが甘え上手なのはガッチさんだけ

ガッチマン「いじめられっ子なの？」
レトルト「カノン以外友達おらんかったから」
ガッチマン「そうなんだ」

(昔)

俺はいつも１人ぼっちだった

いじめっ子１「いつも１人ぼっちー」

そう言ってノートを取られる

レトルト「返してや！」

立ち上がると

いじめっ子「友達いないくせに」

俺だってこんな性格じゃなかったら友達くらいできるわ！！

筆箱を取られて

カノン「れーちゃんの返せ！」

そう言っていじめっ子の頭を叩いて奪い返してくれた

カノン「れーちゃんにだって友達くらいできるわ！お前らみたいにアホみたいなこと
　せーへん」

そう言って俺の前に立つ

いじめっ子３「女に守ってもらうってな」
カノン「うるさいな！れーちゃんの勝手やろ」

そう言うといじめっ子達は逃げた

カノン「お前らがグチグチいうなー」

そう言って自分の席に戻った

(昔終わり)

でも今は俺がカノンを守るべきなのか？

ガッチマン「守ってあげたら？」
レトルト「俺が？」
ガッチマン「うん」
レトルト「何のために？」
ガッチマン「カノンちゃんの笑顔のため」
レトルト「笑顔のため？キヨ君でええやん」
ガッチマン「キヨとは別の話、レトさんしか見せない笑顔」
レトルト「俺にしか見せない笑顔？」

思い出すといつも守ってもらってばっかりだけど２人で離していると笑って話を聞いてくれる
笑顔が好き

レトルト「ガッチさんに向ける笑顔と一緒」
ガッチマン「そんなことないと思うよ」

ガッチさんはスマホの画面を見せられて

レトルト「笑ってる？」
ガッチマン「ずっとレトさんの話してて楽しそうだったよ」
レトルト「相手がガッチさんだからでしょ？」
ガッチマン「そんな考えだから友達できないんだよ」

心にグサっと刺さった…わかってるつもりだ

レトルト「わかってるよカノンのおかげや、明るくふるまいができるのもキヨ君達
とも出会えたのも」
ガッチマン「そうなんだ」