同居者大勢（完結） (ページ39)

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同居者大勢（主人公２）ページ39

リビングに行くとガッチさんがいた

ガッチマン「どうしたの？」
カノン「楽しそうだなって」
ガッチマン「そう？」
カノン「うん」
ガッチマン「カノンちゃんは好きな子はいるの？」
カノン「いるよ、片思い中」
ガッチマン「青春だね」
カノン「若いっていいでしょ～」
ガッチマン「いいね～俺も戻りたい」
カノン「嫁さんと子供さんいるじゃん」
ガッチマン「そうだね」
カノン「…」
ガッチマン「俺が相談にのるよ」
カノン「ありがとう」
ガッチマン「恋の相手は？」

座る場所に指をさした

ガッチマン「あ～」
カノン「ってこと」
ガッチマン「いいんじゃない？片思い中だけど」
カノン「私も薄々気付いてる」
ガッチマン「まだ早いんじゃない？」
カノン「どうだろうね？」

自分でも疑問だ

ガッチマン「本人に聞いたことある？」
カノン「ないよー１回も」
ガッチマン「何で聞かないの？」
カノン「聞いたらお落ちそうで」
ガッチマン「落ちる？」
カノン「夢で見たように落ちて」
ガッチマン「でも助けてくれるんでしょ？」
カノン「でも顔は見えないけど」
ガッチマン「じゃあ、大丈夫だよ」
カノン「何が大丈夫なの？」
ガッチマン「落ちそうな時助けてくれるよ」
カノン「良い方に持っていっとく」

ガッチさんから離れて女性廊下前

カノン「キヨどうしたの？」
キヨ「お前を探してた」
カノン「そうなんだ」
キヨ「お前さガッチさんと一緒に居すぎ」
カノン「話すことが多いから」
キヨ「そうだけど」
カノン「キヨ、、手の平見せて」

キヨの手を見ると違う手だった

カノン「違う手」
キヨ「手？」
カノン「なんでもない」

この手じゃなかったってことは誰？

キヨ「どうした？」
カノン「ううん」

キヨと話していて片思いの気持ちが揺れる

カノン「(はぁーまた探さなきゃ)…」
キヨ「何で納得してない顔してんだよ」
カノン「１人で納得してないだけ」

でもキヨの…

カノン「ねぇキヨ」
キヨ「何だ？」

手を握ってキヨの顔を見る

カノン「アホ面してるよ」
キヨ「うっせ！」

ニコっと笑って手を離す

カノン「ありがとうねキヨ」