1 5 ，好 物 ページ16
〜 無一郎視点 〜
遠くから僕の鎹鴉と共に走りこちらに向かってきている
Aの姿が確認できた
だんだんとAは近づいてきて綺麗な顔と靡く髪が
美しく思えてくる。
時透「 …A来てくれて有難う 」
A『 あ…、ううん…、大丈夫 』
Aは額を流れる汗を拭き鎹鴉にも御礼をする。
けど，鴉の対応はAに対して少し素っ気なく不思議に思った
時透「 銀子…，Aと何かあった？ 」
銀子「 ナニモナイワヨっ！ 」
珍しく怒ってる銀子。
彼女は「何もなかった」と言い張るけれどAの表情からして
明らかにナニかあったなと感じた。
けれど考えても無駄だから僕は，銀子に礼だけし
Aを屋敷の中へと案内することにした。
時透「 …いいよ，A。中入って 」
A『 …あ…うん。お邪魔します 』
時透「 一礼なんかしなくて良い。ここは僕だけしか住んでいないし 」
後ろを振り向きAにそう言うと，彼女を驚いた様子で
「そうなんだ…」と頷いた。
Aのその仕草だけでもナゼか愛おしく見えてくる。
…本当は抱きしめたいけど抱きしめたら力強くしてAの事
苦しめそうだから我慢して、Aの手を引くことにした。
A『 …無一郎くんどうしたの…？作りたいものって』
厨房まで手を引き誘導しているとAは声を出す。
時透「 強いて言えばAの好物かもしれない… 」
A『 えっ……私の…？ 』
少しAの顔を見てみたけど「好物」と言われた瞬間
顔が明るくなった。
時透「 そう…好物 」
そう二人で話していたが，あっという間に厨房に到着した
僕はAに厨房の前に置かれている椅子に座るよう説明する
するとAは，ゆっくり頷き椅子に腰をかけた。
A『 えっと…これでいい？ 』
時透「 うん、待ってて。すぐ作り終わるから 」
僕はAの頭を軽く撫でて彼女に背を向ける。
包丁を握り，食材を切り始めた。
時透「 Aの好物作るんだよ 」
後ろを振り向き，Aにそう言うと彼女は
すごく，嬉しそうな表情で頷いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 366人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三月の専属ストーカーなつめみく - ふふふ…我はジャンプで育ったのだ…！ネタバレを踏まずに読めるのだｾﾞﾊﾊﾊむいむいがめちゃくちゃ僕の事好きなの？って聞いてる所は普通に吹きました。腹筋しっくすぱっくになりました。 (10月10日 14時) (
レス) @page30 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あ っ ぷ る(プロフ) - 叶乃さん» きゃあっ〜！ありがとうございます！無一郎くんカッコいいですよね〜 (2023年2月5日 23時) (レス) id: 9057d5448f (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - めっちゃ面白いです！最近無一郎くんが推しになってきてるので…更新頑張ってください！ (2023年2月5日 23時) (レス) @page28 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
あ っ ぷ る(プロフ) - 愛っちさん» なるべく原作沿いにしていきたいです笑暖かく見守ってくださるのは嬉しい限りです！ (2023年1月24日 21時) (レス) id: 9057d5448f (このIDを非表示/違反報告)
愛っち(プロフ) - あ っ ぷ るさん» 原作無視だけど…とても面白いです😂更新頑張ってください‼️ (2023年1月24日 20時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あ っ ぷ る | 作成日時：2023年1月23日 12時
