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1 3 ,好 き か ,普 通 か ページ15

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蜜璃「 さっきまで此処にいたんだけれど…どこか行ってしまったのよ〜 」


蜜璃「 お手洗いかと思ったけれど,中々帰ってこないし… 」


蜜璃は頬に手を添え「うーん」と呟く

Aはというと,とても焦っていた。


好意を抱いてるわけでもない,恋仲であるわけでもない。

なのに,時透が重症の怪我をしたという事を聞くと

なぜか怖く,不安で冷たい汗が額から流れてくる


「どうしてかな」と考える間もなく,ただ心配で

蜜璃の不安そうな表情を見ると余計心が痛くなってきた


A『 ……私,無一郎くんに会いたい 』


無意識にそんな事を言った瞬間。

蜜璃がこちらを向き目を点にして驚く瞬間。

そして,以前のように背後から手を掴まれた瞬間。



心が締め付けられた。




時透「 僕に会いたいって言った? 」


A『 無一郎…くん…? 』


柱合会議の時と同じように,時透はAの手を強く掴み

真剣な瞳,そして無表情でAを見つめた。


蜜璃( 無一郎くんっ!かっこいいわ〜! )


蜜璃は胸をときめかせつつ,診察室を離れて行った


A『 あ…その〜…お怪我… 』


時透「 僕の怪我を心配してくれたんだ。……もしかして僕の事,好きになっちゃった? 」


A『 ……それは,分からないけれど…怪我は…? 』


時透「 ここ、」


時透は掴んでいたAの手を放すと隊服を捲り上げ

足首をAに見せてきた。


A『 …こんな大きくて深い傷痛いでしょう…? 』


時透「 このくらい平気だよ。胡蝶さんには重症だって言われたけど傷が大きいだけ 」


傷はかなり深いようで出血も少ししている。

けれど時透は「大丈夫」と言い放った


A『 …分かった。無理しないでね 』


時透「 優しいね。うん,無理はしない 」


時透は顔を曇らせ心配するAの表情を見ると

「心配してくれた、」と思いかなり嬉しい気持ちになった


時透「 後,そうだ…。今夜,僕の屋敷に来て 」


A『 えっ…なんで…? 』


時透「 君に作ってあげたいものがあるから 」


A『 わ…分かった…。』


何故か顔が明るい時透を見てAは少し変な感がした。

そのオマケには,瞳も輝いている。


Aは取り敢えず行こうと考え,ゆっくり頷いた。

1 5 ,好 物→←1 2 話 ,怪 我 人



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設定タグ:時透無一郎 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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三月の専属ストーカーなつめみく - ふふふ…我はジャンプで育ったのだ…!ネタバレを踏まずに読めるのだゼハハハむいむいがめちゃくちゃ僕の事好きなの?って聞いてる所は普通に吹きました。腹筋しっくすぱっくになりました。 (10月10日 14時) (レス) @page30 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
あ っ ぷ る(プロフ) - 叶乃さん» きゃあっ〜!ありがとうございます!無一郎くんカッコいいですよね〜 (2023年2月5日 23時) (レス) id: 9057d5448f (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - めっちゃ面白いです!最近無一郎くんが推しになってきてるので…更新頑張ってください! (2023年2月5日 23時) (レス) @page28 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
あ っ ぷ る(プロフ) - 愛っちさん» なるべく原作沿いにしていきたいです笑暖かく見守ってくださるのは嬉しい限りです! (2023年1月24日 21時) (レス) id: 9057d5448f (このIDを非表示/違反報告)
愛っち(プロフ) - あ っ ぷ るさん» 原作無視だけど…とても面白いです😂更新頑張ってください‼️ (2023年1月24日 20時) (レス) id: d531dd11f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あ っ ぷ る | 作成日時:2023年1月23日 12時

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