嫉妬で狂いそう ページ34
『……ん”〜〜……』
ある晴れた日の往生堂。
私は眉根を寄せてそう唸る。
そんな私を不審に思った胡桃が、私に声をかける。
「どーしたの、A？ 不機嫌そうね〜」
『いや、だって…』
私は前方を指差して彼女を見る。
『あれ……』
そこには、タルタリヤが「公子」として部下に仕事を教えている姿が。
まあ、それだけなら何とも思わないんだけど…。
「あー…うん、なるほどね？」
胡桃が納得した訳。
それは、その部下の人が問題なのだ。
まず、頬を赤らめているその女性の顔は、女でも惚れるんじゃないかってほど綺麗で可愛い。そしてスタイルも良い。
あと……やたらボディタッチが多い。
わざとなんじゃないかって思うほど胸を押し付けている。
きっとタルタリヤが好きなんだろう。違いないよ。
親しげに話しているその人に、タルタリヤも満更ではないようで、時々楽しそうに笑っている。
『ぐうう、悔しいけどすっごく可愛いしお似合いだよ…！！』
そう言った私を、いつものようにからかってくる胡桃。
「あれあれ〜？もしかしてAちゃ〜ん、公子さんに嫉妬かなあ？」
『！！いやいや、嫉妬とかそういうんじゃなくて…！！ 妹として、ちょっと思うところがあるってだけの話！！』
「ふーん？ …でもさ、公子さんも公子さんだけど、AもAでなかなかのブラコンだよね〜」
『……そうかなあ…？ …これぐらい普通じゃない？』
聞く限りでは、空くんと蛍ちゃんも対して変わらないでしょ。
寧ろ私達よりすごくない？
しかし、私がそう言っても胡桃はそうは思わないみたいで。
そんなこんな言っていると、ファデュイの女性はタルタリヤと話し終えたみたいで、ちょうど別れるところだった。
その時、
『「あっ！」』
彼女はどこかに躓いたのか、倒れそうになる。
しかしタルタリヤが間一髪のところで支えたため、彼女は転ばずに済んだ。
だが…
『……！！！？？？ 待って何その距離、おかしいじゃん！！』
タルタリヤとその人の距離はキスをするほど近く、彼女は顔を真っ赤にしていた。
『ちょっと待ってむりむりむり…！！ え？？ 何その人？ それは許さないけど！？？』
「わーわー！ A落ち着いて！！」
慌てて往生堂を出ようとすると、胡桃が私の腕を掴む。
『何で止めるの！？ タルタリヤに詳しく聞きに行かなくちゃ！！』
「やっぱりAブラコンだよね！？」
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宇琉夜ハル(プロフ) - 6ページ離月ではなく璃月ですよ (2023年3月24日 18時) (
レス) @page6 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご祭り(プロフ) - けんとさん» うおおお！！ネタ切れだったので！！リクエストまじでありがとうございます！！！気合い入れて書きます！！続けてでもなんだろうが構いませんよ！コメントくれるだけで嬉しいです…！ (2022年10月13日 23時) (レス) id: bc8f8e995e (このIDを非表示/違反報告)
けんと - 続けてリクエストすみません(泣スカラマシュと絡んで欲しいですワガママすいません (2022年10月13日 18時) (レス) @page37 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
りんご祭り(プロフ) - けんとさん» いえいえ！こちらこそリクエストありがとうございました〜 (2022年10月4日 22時) (レス) id: bc8f8e995e (このIDを非表示/違反報告)
けんと - ありがとうございます、尊かったです！萌死にするところでした (2022年10月4日 21時) (レス) @page26 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご祭り | 作成日時：2022年9月24日 23時
