だから飲まないようにしてたのに ページ20
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タルタリヤside
やばい。どうしよう。理性を抑えられそうにない。
起きたらAが頭撫でてくれてたってだけでうれしすぎるくらいなのに。
『でさー、今日胡蝶とはなしてて…………む、ちょっと、きいてるの〜?』
「ああ、うん。聞いてるよ」
『そお?…じゃあ…………』
そう言って話を続ける彼女。
聞いてるとは言ったものの、正直なんも聞いてない。
というのも、その体勢が原因だ。
ソファで2人座っているのだが、Aがもたれかかってくるせいで彼女の胸が俺の腕に当たっている。
あと顔が近い。距離が五センチぐらいしか空いてない。
太ももとかも当たってて、俺の心臓が悲鳴を上げている。
いやもちろん、これが酔っていない状態の彼女だったら俺も遠慮なくおいしくいただくんだけど、なにせ相手は酔っている。
そんな女性に手を出すほど俺だって腐ってない。
そう、腐ってないんだけど。
『…それでねそれでね?タルタリヤったら酔っちゃっててほんとに大変だったんだから!…ん〜、まあ?戻ったからいいけど〜』
んふふ〜、と笑って抱きついて来る彼女。
いくら腐ってないといっても、それは理性が持つ限りでの話。
俺の理性はすでに限界寸前だ。
『まっ、私もお酒のんだけど?全然酔ってないし〜…タルタリヤも見習ってくれなくっちゃ!」
どの口が言うんだって感じ。
でもとにかく可愛い。可愛すぎる。
しかし
『……』
「………あれ、A?」
急に何も言わなくなった彼女を不審に思い、俺は見ないようにしていた彼女を見る。
すると
「……え、寝てる…」
そこには俺に抱きついたまま気持ちよさそうに寝ているAの姿が。
さっきまであんなに元気そうに話してたのに。
いや、でも寝てくれて良かったかもしれない。
じゃないと大変なことになってたかもしれないから。
俺も明日は仕事があるし、もう深夜だからそろそろ寝ないとまずい。
ただ、眠ったからと言って俺が大丈夫になると思ったら大間違いで。
「え、どうしよ眠った顔も可愛い」
可愛らしい寝息を立てている彼女。火照った頬に、未だ密着している体。
さっきよりはマシになったとはいえ、あまりの可愛さに悶える俺。
どうしよう、これ。
まあベッドに運んでみよう。
この後、結局寝るのが1時間後になったのは秘密の話。
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宇琉夜ハル(プロフ) - 6ページ離月ではなく璃月ですよ (2023年3月24日 18時) (レス) @page6 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご祭り(プロフ) - けんとさん» うおおお!!ネタ切れだったので!!リクエストまじでありがとうございます!!!気合い入れて書きます!!続けてでもなんだろうが構いませんよ!コメントくれるだけで嬉しいです…! (2022年10月13日 23時) (レス) id: bc8f8e995e (このIDを非表示/違反報告)
けんと - 続けてリクエストすみません(泣スカラマシュと絡んで欲しいですワガママすいません (2022年10月13日 18時) (レス) @page37 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
りんご祭り(プロフ) - けんとさん» いえいえ!こちらこそリクエストありがとうございました〜 (2022年10月4日 22時) (レス) id: bc8f8e995e (このIDを非表示/違反報告)
けんと - ありがとうございます、尊かったです!萌死にするところでした (2022年10月4日 21時) (レス) @page26 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご祭り | 作成日時:2022年9月24日 23時