36話 ページ46
ある日佑都は知子を資料室に呼び出した
しーんと静まり返ったへやは緊張感と冷たさが漂っていた
まだか、と携帯を出した瞬間ドアが開く音がした
佑「やあ、待ってたよ、太田さん」
ニッコリと微笑むと知子は少し肩を震わせた
知「……何の用、一ノ瀬くん」
知子と佑都の間に冷たい空気が走る
佑都は彼女に人差し指を突き付けた
佑「君の誤ちを教えてあげようかなって
1つ目は理真に目をつけられたこと
2つ目は理真に嫌われたこと」
それだけと言ってへにゃっと笑い、明るい声で言った
その表情と声に知子は背筋を凍らした
佑都が何を考えて何を思っているか読めなくなっだ
知子は恐怖を押し殺して佑都にりんとした声で聞いた
知「何でそれだけで私は学校から出ていかなきゃいけなくなるの」
ギラりと佑都は知子に鋭い目を向けた
それに気づかないのか知子は続けた
知「一ノ瀬くんにキスとかしただけで!?それだけで!?」
佑「___それだけ…だと?」
いつも温和な佑都からは想像ができない程の殺気が出ていた
知子はヒッと引きつったような声を出して後ずさる
その間合いを佑都は2歩で埋めた
カタカタと震え出した肩を抑えて知子は座り込んだ
光のない佑都の目はまるでブラックホールのようだった
そして口を開いた
佑「よく開く口だね…縫い合わせてやろうか?よく動かない脳みそだね……釘でも刺したら動くのかなぁ」
……知子はそんな佑都の姿に震えるしかなかった
ラッキーアイテム
革ベルト
193人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アユ人♪・・・! - 更新頑張って下さい。とても、面白いです。 (2019年6月8日 21時) (レス) id: d87cb810e1 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - 凛子さん» セーラー服っていいですよねー笑私もブレザーよりセーラー服派です (2019年4月7日 17時) (レス) id: d26e3783e4 (このIDを非表示/違反報告)
結城(プロフ) - きなこさん» 有難うございます!!最近また忙しくなってここから離れてますが書き溜めしてるのでこれからも応援よろしくお願いします!! (2019年4月7日 17時) (レス) id: d26e3783e4 (このIDを非表示/違反報告)
凛子(プロフ) - 面白いですね!!!理真ちゃんがブレザーじゃなくてセーラーってとこが性癖でますけど好きです! (2019年2月25日 2時) (レス) id: 15553392f8 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 面白すぎて剥げそうです(( 理真ちゃんすごくかわいいです!そして彼氏さんもかっこよすぎて……この小説大好きです!更新頑張ってください! (2019年2月23日 18時) (レス) id: 62c64ec5a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ