ボーナスステージ1 ページ7
その後朝食を食べるマキノさんから少し離れ、皆でソファに集まる。
「彼女さん、ヒミコちゃんと間違えるくらいだから年下かしら？」
「いえいえ、あれは年上に甘えてる様に見えましたよ！」
「年下の子も合うと思うけど…？」
さりげなくカリンちゃんと同じ年下に一票。
まあ、アカツキ君の言う通り年上なのは知ってるんだけど。
「じゃあ、多数決で決めようじゃないか！」
「ユズ先輩、人の彼女を多数決で決めるのはどうなんですか……」
カリンちゃんの制止など聞く気はなく、さっそく始めようとしている。
「皆、直感で答えてくれよ？よし、年下だと思う人！」
『はい！』
アカツキ君以外の全員が手をあげる。
乗り気じゃなさそうなのに、アンヤ君や忍霧さんもしっかり参加。
…私も空気読んでこっちにしてよかった。
「じゃあ、年上だと思う人！」
「はい！……はい！！」
アカツキ君の元気な声が響く。
二回も返事をするほど年上を押してくるとは。
目を輝かせ皆を見つめるアカツキ君から、目をそらそうとした時、
『ピン・ポン・パン・フェ〜
皆様一階のホールへとお集まりください』
相変わらず唐突な放送と命令だ。
次のゲームの準備が出来たんだろう。
￣￣￣￣￣￣￣￣
早々に場所を移し一階ホール。
エレベーター前には既にパカの姿。
「パカさん！次は第10ゲームですか？」
「アカツキ君はいつも楽しそうだね」
彼以外のテンションはとても低い。まあ、当然の反応なのだが。
「いえいえ、今回は優秀な皆様にご褒美を、と思いボーナスステージなるものをご用意いたしました！」
「ボーナスステージ、どんなのでしょう！」
「おい、バカツキ！変態家畜野郎の言うことなんて信用してんじゃねーよ！」
「そうよ！きっとまたろくでもないステージなんだわ……」
喜ぶアカツキ君と、不信感と疑いの目を向ける私たち。なんて正反対なのだろう。
そんな私たちにパカは呆れ気味なため息。
「はぁぁ……皆様は本当に疑り深いですねぇ。まあいいでしょう…百聞は一見に如かず、ご案内しましょう」
「早く行きましょうパカさん！」
「ええ、では先に準備の方をお願いいたします」
わけがわからないと首をかしげる皆を横目に、私は既に憂鬱。
あぁ、着替えか……なんの衣装だろう……。
どうか人前に出れる普通のでありますように。
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冬桜(プロフ) - バギアスさん» 嬉しいです🐱ありがとうございます！近々少しですが更新する予定ですm(_ _)m (2022年6月1日 16時) (
レス) id: 740eef171a (このIDを非表示/違反報告)
バギアス(プロフ) - 面白い ハマった (2022年6月1日 16時) (レス) @page35 id: 9d13356054 (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - 時夜さん» 感想ありがとうございます！更新する予定なのですが、少々忙しくて書くのが遅れてまして…すみませんがお待ちください！m(_ _)m (2021年10月17日 15時) (レス) id: 740eef171a (このIDを非表示/違反報告)
時夜(プロフ) - 面白かったです！更新ってされますかね？ (2021年10月17日 11時) (レス) id: 61e78b8a54 (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます！頑張ります(^-^) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 740eef171a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬桜 | 作成日時：2021年6月16日 11時
