番外編 彼女さん？ ページ5
それはアカツキ君の一言により始まった。
「マキノさんって彼女さんいるんですかね」
「…マキノ君に……彼女…？」
理解が追い付かない忍霧さんは首をかしげ、持っていたカップまで傾けている。
そして見事にアンヤ君に命中。
「うあっち！！てめ……！」
「アンヤ君大丈夫？すぐ冷やした方がいいよ」
もちろんわかってたので事前に氷を用意。
急いでいたのでそのまんまだ。
「まさか直かよ！？せめて袋に入れてこい！」
「わがままだなぁ…」
「普通だろーが！！」
文句を言われたので仕方なく袋に入れに行く。
冷やせれば直でもいいじゃないか。
「どうぞ、アンヤ君。袋に入れました」
「あーどーもな」
「どういたしまして」
そんな私たちをよそにカリンちゃんとユズさんが、アカツキ君へと迫っている。食い付きがすごい。
「え…なに？どういうこと？」
「あっきーくわしく！」
「いやわかんないですけど、今朝ヒミコちゃんと起こしに行った時……」
・・・・・・
朝起こしに行ったのはアカツキ君とヒミコちゃんの二人。
ベッドに潜るマキノさんへ声をかけたところ、
「…ありがと、スミレちゃん……」
寝ぼけてヒミコちゃんに抱きついた。
「…とまあ微笑ましいことがありまして」
「それで今朝からひーみんがゆでだこなのだな」
今朝のことを思い出しているのか、顔を赤くしているヒミコちゃん。かわいい。
「スミレちゃん…ペットかなにかじゃないの？」
「いえ、愛猫は確かモシカちゃんでしたよ」
「マキマキなら恋人のひとりやふたりや、五、六人…！」
「ろ…六股はだめです」
恋バナで盛り上がる女子三人とアカツキ君。
あの中に普通に入れる彼は流石だと思う。
「女子は恋バナ好きだねぇ」
「入出も混じっているが」
「…違和感ねェな」
「アカツキ君は女子にもなれそうですよね」
確か育成ゲームの時に女装したんだっけ。
マキノさんとアカツキ君ならすごく似合ったんだろうな。ちょっと見たかった。
「だな、Aちゃんはまざらねェのかい？」
「私は見てる方が楽しいですから」
「一理あるな。……そういやこの中に付き合ってる奴っていんのかい？」
鬼ヶ崎さんの言葉に、皆の動きが止まり一気に静かになる。場の空気が凍った。
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冬桜(プロフ) - バギアスさん» 嬉しいです🐱ありがとうございます！近々少しですが更新する予定ですm(_ _)m (2022年6月1日 16時) (
レス) id: 740eef171a (このIDを非表示/違反報告)
バギアス(プロフ) - 面白い ハマった (2022年6月1日 16時) (レス) @page35 id: 9d13356054 (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - 時夜さん» 感想ありがとうございます！更新する予定なのですが、少々忙しくて書くのが遅れてまして…すみませんがお待ちください！m(_ _)m (2021年10月17日 15時) (レス) id: 740eef171a (このIDを非表示/違反報告)
時夜(プロフ) - 面白かったです！更新ってされますかね？ (2021年10月17日 11時) (レス) id: 61e78b8a54 (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます！頑張ります(^-^) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 740eef171a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬桜 | 作成日時：2021年6月16日 11時
