ボーナスステージ12 ページ18
その後、出口らしき光を見つけ無事に落とし穴より脱出。リクエスト券は使わずにすんだ。
……今はエレベーターで皆の元へ向かう途中。
無茶をしたつもりはないが、怒られるかもしれないと思うと憂鬱だ。
「Aさん、着きましたよ」
「……うん、ご丁寧にありがとう、アカツキ君」
笑顔で開くのボタンを押し、先に降りるよう促される。今はいらないかなその気遣い。
・・・・・・
ゆっくりと開いた扉の先……仁王立ちで待ち構えている面々。もう逃げたい。
「皆さん、待っててくれたんですね…！」
そんな皆に臆することなく向かっていくアカツキ君は流石だと思う。
「あっきー、お帰り」
「ただいまです！ほら、Aさんも…」
「え、ちょっ、心の準備が……！？」
扉前に佇む私の背を押し、よりによってユズさんと鬼ヶ崎さんの前へと連れていかれる。
「ザッキーもお帰り。無事に戻ってきて何よりだ」
「……ただいま戻らせて、頂きました…」
優しい言葉とは裏腹に、何とも黒い笑みを浮かべるユズさん。蛇に睨まれる蛙の気分だ…
「また随分と無茶したみてぇだな、Aちゃん？」
「……すみませんでした…」
いつもの飄々とした笑顔なのが逆に怖い。
眉間に皺寄せてる方がまだ良いかもしれない。
「はぁ……まァいい、説教は後からでぇ」
「了解いたしました……」
やっぱり説教あるんだ、と落ち込む私の目の前に何かが差し出される。
「拾っといたんでぇ、お前さんのだろ？」
「カ、イさんとユーさん……これ、私が持ってていいんですか…？」
衣装が回収されたんだ、人形だってパカに回収されたのかと思っていた。
「パカから許可はもらったぜ。持ち歩くなり、部屋に飾るなり好きにしていいってよ」
「…許可、貰ってくれてありがとうございます。ずっと持っておけたらなと思ってたので……」
「おう、これで貸し一つだぜ」
あ、貸しなのねこれ。100%善意とかではなく。
……ありがたいのは確かだから仕方ない。
その後、何処に飾ろうか等と考える暇もなく……皆から軽く説教を受け、鬼ヶ崎さんからも説教を受けた。
でもそれでも、もう二度と無茶をしない、と言わなかった私に皆は呆れていた。
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冬桜(プロフ) - バギアスさん» 嬉しいです🐱ありがとうございます！近々少しですが更新する予定ですm(_ _)m (2022年6月1日 16時) (
レス) id: 740eef171a (このIDを非表示/違反報告)
バギアス(プロフ) - 面白い ハマった (2022年6月1日 16時) (レス) @page35 id: 9d13356054 (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - 時夜さん» 感想ありがとうございます！更新する予定なのですが、少々忙しくて書くのが遅れてまして…すみませんがお待ちください！m(_ _)m (2021年10月17日 15時) (レス) id: 740eef171a (このIDを非表示/違反報告)
時夜(プロフ) - 面白かったです！更新ってされますかね？ (2021年10月17日 11時) (レス) id: 61e78b8a54 (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます！頑張ります(^-^) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 740eef171a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬桜 | 作成日時：2021年6月16日 11時
