巨大ラフレシア攻略5 ページ6
忍霧さんの心配もあるのだが、彼の体重を支えているこちらにも心配が。足場が悪いらしくズルズルと少しずつ前に進んでいる。
「やべぇ、ここ…滑る……」
「おい！鬼ヤローしっかりしろや！！」
「二人共もう少し耐えてください。落ちたらもうどうにもならないです！」
流石に足場をどうにかすることはできない。とりあえず、忍霧さんは……
「忍霧さん、金のパカメラいましたか！？」
落ちない程度に身を乗り出し下へと声をかければ、意外にもすぐに返事が返ってくる。
「ああ、だがこのままだと手が届かない。いったんロープを外してから回収する！」
「え、あっ、ちょっとま＿＿＿」
待ってとは最後まで言えることなく、ロープは切られた。
当然支えていた二人は後ろに勢いよく転がったわけで。
「ふざけんなテメー！いきなりすぎんだろうが！！」
「すみません二人共。外すのがあまりにも早くて止めきれず……怪我はないですか？」
「大丈夫でぇ。……忍霧は？」
下を覗き込むが真っ暗で何も見えない上に、声をかけても物音一つ聞こえない。
たぶん、あの白い女の様なナニカから隠れているんだろう。
……襲ってくることはないはずだけど。
「返事はないです。何の音も聞こえないので、何かが起こってるということはないと思うんですが……」
「そうさねェ。………忍霧、どうかしたのかィ！忍霧！！」
鬼ヶ崎さんが呼びかけたところでやっぱり返事はない。
このまま黙って待ってるわけにはいかないか。
アンヤ君に下に降りてと頼もうとした時、彼は既に下に向かって飛び降りていた。
「な、なんでロープ使わないの！？骨折するよ！」
「頑丈そうだから大丈夫でぇ」
いやいやそういう問題じゃないんですよ。
高さもよくわからない上に着地地点も見えないのになんで戸惑うことなく降りれるの？恐怖心どこいったの？
そんな私の突っ込みなど知らぬ鬼ヶ崎さんは、ロープを片手になにやら考えている。
「……なんか短くなってねェか？」
「忍霧さん…たぶん切りました。新しいの取ってこないと届かないですよね……」
たぶんも何もロープの断面が完全に切ってる様にしか見えない。下の二人も今頃揉めてることだろう。
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冬桜(プロフ) - 月見だんごさん» こんなに感想もらったことないのでとても嬉しいです！最終的にはハピエン目指してるので安心して下さい😊話が思いついたら何か書こうかと思ってはいます！！ (3月19日 20時) (
レス) id: 601e39972c (このIDを非表示/違反報告)
月見だんご - 更新楽しみに待ってま〜す (3月19日 20時) (レス) id: 788aaeae3c (このIDを非表示/違反報告)
月見だんご - 鬼ヶ崎サンカッコよすぎる😍最終話まで続いて鬼ヶ崎サンとハッピーエンドになって欲しいです。出来ればハッピーエンドの後の話とかも作ってほしいです。ナカノヒトゲノム本当に大好きです。やっぱり推しは鬼ヶ崎サンです。 (3月19日 20時) (レス) id: 788aaeae3c (このIDを非表示/違反報告)
冬桜(プロフ) - 月見だんごさん» コメントありがとうございます！頑張ります！m(_ _)m (3月17日 6時) (レス) id: 601e39972c (このIDを非表示/違反報告)
月見だんご - 続き気になります!更新よろしくお願いします (3月17日 2時) (レス) id: 788aaeae3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬桜 | 作成日時：2023年4月14日 8時
