りんごいろ。Shori.S【３】 (ページ7)

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目が覚めると隣に佐藤くんはいなかった。

リビングには置き手紙があり、

" 中島さん、おはよー
昨日は1日ありがとう
部活があるので帰ります。また明日ね
勝利 "

佐藤くんのこういう律儀なところ、ホントに好きだ

風「なにニヤニヤしてんの？きもちわりぃぞ。」

『先生！？居たんですか、、、

ていうか、女の子に向かって" 気持ち悪い "は心外ですよ』

風「なんで俺居ないことになってんだよ。(笑)

いや、ほんとにひでぇ顔してたし。」

菊池先生はオブラートに包むことを知らないんだなと勝手に解釈していると

……ほぉ、愛しの彼氏からの置き手紙ですか～。と何故か満足そうに笑っていた

『いや、てっきり佐藤くんと帰ったのかと…

って！手紙クシャってしないで！！』

風「あ、わりぃわりぃ。笑
てか、お前らいつまでその呼び方なわけ？」

『いつまで…って言われても、、、、、』

正直呼び方なんて気にしたことなかった

『カップルなのに、苗字で呼び合うなんて可笑しいですかね？』

風「いや、お前ららしいっちゃらしいけど。

今度佐藤のこと名前で呼んでみれば？」

『勝利、、くん？』

風「ふはっ、まあ最初はそれでいいんじゃね？
きっとあいつ喜ぶよ。

じゃ、帰るわ。お邪魔しましたー」

バタン

『勝利くん、か…… 』

一人でならいくらでも言えるけど、直接言うとなると難しいなと思わず頭を抱える

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