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──────これから、〇〇高校文化祭を開催します。午前の部では、〜〜〜…
文化祭が始まってわずか10分。
『 …はぁ。 』
既にため息の嵐。
だって勝利くんモテすぎなんだもん
「 誕生日おめでとう! 」
「 勝利くんこっち見てー! 」
「 ウチらと一緒に回らない? 」
勝利くん目的で来たであろう女子達はここぞとばかりにアピールをする。
私のいる場所からは勝利くんの表情が読み取れないけど、女子の列が途絶えないってことは満更でもない顔してるんだろうな〜……
これ以上見たくなくて、少し離れた場所で仕事をしていると
羽奈「 ねえ、あれ放っておいていいの? 」
羽奈が指を指した先には女子達に腕を掴まれ、どこかに連れて行かれる勝利くんの姿が。
羽奈「 彼女はAでしょ!?大体、あいつもあいつだよ。彼女いるくせに他の女にチヤホヤされてさ〜。 」
聡「 あ、Aちゃん、羽奈ちゃん!チョコバナナのアイス屋さんがあったの!美味しそうだったから4人分買って来たんだけど、勝利は? 」
羽奈「 ほんとだ、美味しそう!松島ありがとう。あんなやつ放っておいて3人で食べようよ 」
聡「 羽奈ちゃんどうしたの?また勝利と喧嘩した? 」
『 聡くんありがとう。羽奈はちょっとイライラしてるだけだから大丈夫だよ 』
聡「 ……Aちゃんもテンション低くない?何かあった?もしかして勝利がここに居ないのが原因、、、、、? 」
すると少しザワつく廊下。
「 あ、Aちゃん居た!ねぇ、午後から一緒に回ろうよ! 」
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作者名:たんと | 作成日時:2019年1月29日 17時