34 [R] ページ34
＊＊＊
ゆっくり目を開いたら、冬ノ介さんが振り向いてこっちに近付いてくるのが見えた。
寝ぼけた頭で、ここどこだっけって…
｢あっ！｣
｢やっと起きたやまだ〜｣
｢すいません!!寝すぎたっ｣
状況を把握できたと同時に慌てた。ひとんちでなにしてんだ俺!
｢ほんと、寝すぎ｣
くすくす笑いながら俺の頬をむにってつねってきて、瞬間、寝る前の色々なことを全部思い出した。キスされたことも、こっそりキスしたことも。
｢…やまだ？かお赤いよ｣
｢…な、なんでもないです｣
｢………………｣
……え、なに。なんでそんな凝視してくんの…
緊張してたら突然なんにも言わずにスって立ち上がって、どこか別の部屋に行ってしまった。
ちょっとしたら戻ってきて、肩を掴まれた。
見たことないくらい深刻な顔。…何？
｢やまだ｣
｢はい…?｣
｢おまえ…俺が寝てる間に……なにかした…?｣
あ、
バレた。
ちらって視線をやった先の首元に赤い跡。
…キスマーク……俺がつけたやつ…見たのかな…
冷静に考えたら結構とんでもないことしたな俺……寝てる人に、あんなこと…
やばい考えてたら耳まで熱くなってきた。
｢…す…すみません…｣
｢…えぇぇ……まじで……｣
しちゃったのかぁ……
うわぁ…めちゃくちゃ引かれてるよ……いやバレたらこうなるって普通。俺バカか。
キスとかされたからって調子乗りすぎ。またやらかしたなこれ…
あぁ時間を戻して馬鹿なことをしてる俺を殴りたい。
｢…ご…ごめんなさいっ、冬ノ介さんあの…、もう二度としないんで｣
｢え、なんで？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 367人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shootingstarhap(プロフ) - はなさんの小説初めて読みました。とても面白く一気に読んでしまいました。この後どうなるか続きがとても気になります！楽しみにしています(^^) (2019年4月26日 18時) (
レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - はづきさん» ←ここの私の名前の横のプロフからｺﾐｭに飛んで、下の方にメッセージ書き込むとこがあるのでそこへ書き込んで送信お願いします(^-^) (2019年4月25日 0時) (レス) id: 9619f20ec7 (このIDを非表示/違反報告)
はづき(プロフ) - すみません、二人の寝室が読みたいのですが、占ツク初心者で、コミュというものの開き方がわかりません。コミュの使い方？教えて欲しいです！ (2019年4月24日 23時) (レス) id: f322dc121b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はな
| 作成日時：2019年3月16日 0時
