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｢え〜、あんな所行かない方がいいと思うなぁ…｣
｢…どういうこと？｣
｢俺はたまに行くよ。あそこ、ブラックマーケットがあるんだ｣
光は難しい顔をしてたけど、隣の薮は逆に平気そうに質問に答えてくれた。
この二人はいつもこんな感じだな…
｢…ブラック…？なにそれ｣
｢表の市場に出ない変わったものとか、珍しいものが売られてる市場だよ。掘り出し物があったりするんだ｣
｢違法な商品とか、ヤバい薬とかもでしょ…危ない所だよ｣
｢まぁ、色々ね。子供だけで行くと攫われて売られるなんて噂も……｣
なにそれ…凄く危険そう…
なんか行くの怖くなってきた……
でも、行かなきゃ。
｢あ、そういえばゆーりの家、地下街にあるんだよ｣
｢えっ!!大ちゃんそれほんと?｣
｢うん、あいつ変わってるんだよね…あんなとこ住んじゃってさ、おかげでおれ遊びに行けないんだ｣
｢ホントは怖いんでしょ｣
｢怖くねーし！！｣
薮に先に言われちゃった。ぷりぷり怒ってる大ちゃんはあのさらわれるって噂を信じてるな絶対。
ゆーりの家が、地下にあるって。
偶然じゃないような気がする…、あの子に会えば、きっと涼介のこと何か分かるはず。
｢地下街、危ないって…行くの?｣
｢行く。圭人はここにいる?｣
｢………い、行く。一緒に｣
｢大丈夫?｣
｢うん。きみの力になりたいし。…ミステリー研究会だし…｣
大ちゃんと同じくらい怖がりなのは見ててわかってた。でも一緒に来てくれるって、圭人の言葉が嬉しかった。ミステリー研究会…気に入ってくれたのかな…
｢ありがとう圭人｣
｢でもこわいから、消えとくね｣
｢うん｣
いいけどそれ、びっくりしたら出てきちゃうんでしょ？
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yuri4011(プロフ) - すごい面白いです！続きが気になります！ (2020年2月12日 17時) (
レス) id: 5eea78a02f (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 桜夜兎。さんありがとうございます!! 本当に貼りすぎた伏線の回収に必死状態です(笑)感想いただけて嬉しいです!!!これを糧に更新がんばります!!(^^) (2018年12月17日 10時) (レス) id: 9619f20ec7 (このIDを非表示/違反報告)
桜夜兎。(プロフ) - 凄く続きが気になるお話で、引き込まれるようなストーリー性に驚きました(*^^*)更新するのは大変だと思いますが、頑張って下さい、応援してます！ (2018年12月15日 10時) (レス) id: 13ee6b4345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2018年11月23日 8時
