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屋敷の壁伝いに回っていくと目立たない入り口があった。
彼は持ってた鍵でそこを開けて俺にどうぞって、先に入れってこと？
｢や、やだ……さきに入って｣
｢……いいから、どうぞって｣
｢こ…こわいの？｣
｢べつに怖くねーけど！｣
｢じゃあ先いって…｣
｢いや、……わかったよ…｣
ぜったい怖がってるよこの人。後ろにいる俺のコートがっしり掴んでるもん。
暗い室内に入ると中は意外と綺麗で、荒れ果ててる様子じゃなかった。少し埃っぽいけど。
｢……ここ、誰の家なの…｣
｢誰だろうなぁ｣
｢…え、なに？｣
｢不思議なことに街の誰も覚えてないんだよな。誰か住んでたんだけど、知らないうちに居なくなって家は空っぽ｣
｢……すぐ、出て行っちゃったのかな｣
｢…そうかもね、で、空き家になったここに街のお化けが住み着いてるって｣
うわさ。
�睫擇肋�しだけ笑って呟いた。
この街の人達って、みんなうわさ好きだな。
｢じゃあおれ帰るから｣
｢えっ？！うそでしょ！｣
｢いや、仕事中だし戻んなきゃ。真面目なのこう見えて｣
｢なんで？！やだよこわい！｣
｢大丈夫だって、ここには絶対誰も近付かないから、…なぜなら絶対に呪われるってウワサだから｣
｢…!!!…なんでそんな所に連れてきたの?!?!｣
怖いことばっかり言う�睫擇良�をぎゅうって握って絶対離さないぞってふんばった。
おれ自分もお化けだけど、呪われるとかこわいもん。
｢あははっ、ごめん最後のはうそ。あとおばけやしきも街の子供がそう言って騒いでるだけだから｣
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はな(プロフ) - 返信遅れてごめんなさい(＞＜)ありがとうございます!!!何よりうれしいです!!好き勝手書ていますが、ちゃんとハッピーエンドになるので、どうかこれからもよろしくお願いします！ (2018年11月1日 1時) (
レス) id: 9619f20ec7 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプlove - とてもこの作品好きで何度も読んじゃってます！続き凄く凄く楽しみにしてます！待ってます♪ (2018年10月30日 17時) (レス) id: 1b7715a916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2018年10月16日 12時
