・ ページ31
.
「お金持ちの人達の間だけで噂されてる話があるんだ。…本物のミイラを持つ者は、永遠の命が手に入る…とかいう話」
「……なにそれ……」
そんなの初めて聞いた。それは…俺のことなの?それで俺は、あの部屋に閉じ込められてたのかな…
「この辺りの地域ではミイラは昔から幸運の象徴って言われてるんだ。死なない魂を持つ、神聖なもの。だからハロウィンの仮装でも結構人気なんだよ」
「……幸運…?…」
「うん、だから言ったでしょ?キミがうちに来てくれて嬉しいって。幸運が舞い込んできた気がした」
昨日されたみたいに頭を撫でられたけど、なんだかもやもやしていた。
おれと居れば幸運になるんだって…
涼介は不幸になるって言われたのに
なんだか嫌だ。
同じがよかった。
そう思ってちょっと膨れてたら、胸の中の絵から微かな笑い声が聞こえた気がした。
……なにがおもしろいの。
「やっぱりこの街は面白いな……じゃあ西の屋敷の噂はホントだったってことだよね…つまり、きみは本物のミイラ男なんだね?」
ガチャーーン!
「えーーっ!!そうなの?!?!」
ずばって言い切られた瞬間、ちょうど戻ってきた大ちゃんが持ってたお盆ごと全部の飲み物を床にぶちまけながら叫んでた。
「おいおいおい!床が!!」
「ケイ……それ、ほんと?」
ほんとに…ミイラ男なの…?
446人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな(プロフ) - 返信遅れてごめんなさい(><)ありがとうございます!!!何よりうれしいです!!好き勝手書ていますが、ちゃんとハッピーエンドになるので、どうかこれからもよろしくお願いします! (2018年11月1日 1時) (レス) id: 9619f20ec7 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプlove - とてもこの作品好きで何度も読んじゃってます!続き凄く凄く楽しみにしてます!待ってます♪ (2018年10月30日 17時) (レス) id: 1b7715a916 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はな | 作成日時:2018年10月16日 12時