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｢最近このあたり物騒なんだ｣
｢ぶっそう…？｣
｢野犬とか、夜になったらうろうろしてて危ないんだよ｣
｢へぇ…｣
｢ウワサではね、あの野犬たちは悪魔の命令でうろついてるんだって。悪いヤツを見つけて、地獄に連れてくために…｣
｢へぇ…こわいねぇ｣
｢……ほんとに怖がってる？ケイ｣
最近出来た、俺の唯一の話し相手。
近所に住んでる大ちゃん。
うわさ話が好きな、人間の子。
こうして話をするけど、顔はお互いに見たことがない。
部屋に付けられた小さな換気扇を通して彼の声は外から部屋に入ってくる。
それがくるくる回るのを見つめながら、いつも話をするんだ。
少し前、ここにおばけが住んでるってウワサを確かめに、夜中にうちの屋敷に忍び込んできたのが彼。
真夜中にガサゴソ外がうるさくてなんか怖いし、誰？って声を出したらうわあああっ！って逃げてった。
その次の日、また大ちゃんはやって来て、｢おまえんち、おっ化けやーしきー｣って言って逃げていった。なんだそれって感じだった。
さらにその翌日、また来て、｢もしかして生きてる？｣って聞いてきたから、｢うん｣って答えたらあっという間に友達になってた。大ちゃんてすごい。
『ケイっていうんだ。おれ大貴。ごめんな、おれお前のことおばけだと思ってた』
『…………』
もしおばけなら、友達になれなかった。
おばけも化け物も同じだよね…
秘密にしなきゃ。大ちゃんには俺が化け物だってバレちゃいけない。
だから病気で出られないってことにしてる。
こんな包帯ぐるぐる巻きの姿を見せたら、ほんとに驚くんじゃないかな。
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はな(プロフ) - 返信遅れてごめんなさい(＞＜)ありがとうございます!!!何よりうれしいです!!好き勝手書ていますが、ちゃんとハッピーエンドになるので、どうかこれからもよろしくお願いします！ (2018年11月1日 1時) (
レス) id: 9619f20ec7 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプlove - とてもこの作品好きで何度も読んじゃってます！続き凄く凄く楽しみにしてます！待ってます♪ (2018年10月30日 17時) (レス) id: 1b7715a916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2018年10月16日 12時
