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「え、なに？えっと……ありおかくん？」
「あの、なまえ…」
「おれ？俺は伊野尾。よろしくね」
「いの…お、くん…」
「俺の名前言いにくいかな？ふふっ」
まぁ珍しいってよく言われるけど。
ゆっくり一文字ずつ確かめるみたいに言うから面白かった。
俺が笑った瞬間、向こうの顔がぱぁって明るくなる
「！！やっぱり！あのね！…あっ…」
だめなんだった…これは…
小さい声でブツブツ何か言って、なんか怪しいなこいつ…
「……いのちゃん…って、呼んでいい？」
「うん、いいよ」
「ありがと。おれ、だいきって言うんだ。だいちゃんてみんな呼ぶ」
「じゃあ、だいちゃんね」
だいちゃんか…
なんだか不思議な気がした。
前どこかで会ったかな？
いのちゃんって聞いた瞬間、何か思い出しかけた気がする。デジャブってやつ？
どこかでそう呼ばれた気がする…この子…だいちゃんに。
窓の外でまだセミが鳴いてる。
まだ終わってないよって言うみたいに、もくもく大きな夏の雲が空に浮かんでた。
暑いのは大嫌いだったけど、今年はなぜかそう感じなかった。
この暑さとかセミの鳴き声はなぜか懐かしくて、
そんなに夏に思い入れあったっけなって自分でも不思議。
「いのちゃん」
「へ？」
「へへっ…お待たせ！！」
「……全然待ってないよ？」
何言ってんのこの子は。
やたらと嬉しそうにニコニコして、
なんだか変なやつ。
to be
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けーまま(プロフ) - タヌキの大ちゃん！！相変わらず瓶底メガネなんですね…かわいいᐢ⓿ᴥ⓿ᐢヘトヘトになるまで郵便屋さん頑張る健気な大ちゃんのお話が楽しみです😊 (2023年4月24日 14時) (
レス) @page2 id: 3a21aa44cd (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - こんにちは。スピンオフ嬉しいです！！だいちゃんの活躍が楽しみです^ ^ (2023年4月24日 10時) (レス) id: 106f0992f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2023年4月23日 19時
