46日間限定同居。

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玄「・・・・・・・・・・・・・あの」





ピロリロリン♪ピロリロリン♪









・・・・・・私のスマホが電話着信のメロディーで玄樹くんの言葉を遮る。









どこまでタイミングが良いのか悪いのか。









「どうしよう」と言わんばかりにスマホと玄樹くんを見比べると玄樹くんは









玄「・・・・・・・・いいよ、出ても」








困ったように笑う。









A「ごめんね・・・・・」









スマホを手にリビングを出てすぐの廊下で「通話」ボタンを押す。









『もしもし、A？』









電話の相手は昨日会ったばかりの勇太の声。









A『うん、どうしたの？』









勇『・・・・・・今から出かけたいんだけど、時間ある？』









A『え！？今から？・・・予定は無いけど・・・・・』









廊下の掛け時計の文字盤は「ＡＭ １１：５２」を示している。









勇『じゃ、決まり。友達に映画のチケット貰ったんだけど、その映画が今日まででさ・・・
今からAの家に迎えに行くから待ってて』









A『こっち来るの！？まだ準備とかしてないのに・・・・・って勇太聞いてんの！？』









何度も呼びかけても勇太の返事は聞こえなくて代わりに「ツーツー」という音が流れる。









・・・・・勇太の強引さにはさらに磨きがかかっている気がする。









まあ、元カノに躊躇なく世に言う「デート」の誘いをするのは勇太らしいけど・・・・・・
なんて微笑ましくなる。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿でも正直、「あのまま気まずい雰囲気の中から離れられる」と思ってしまう
自分に情けなさが湧いてきてしまう。









そんな思いを隠しながら勉強道具を片付けにリビングに入る。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


こっから勇太くんとの絡みです(#^.^#)
明日から更新ペースが遅くなります！すみません！

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