第五十五話 ページ8
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「皆様ご機嫌よう」
イノセント・ゼロがそう言った時、
マッシュたちは時間を止められ、動けなくなった。
「探したぞ」
「マッシュ・バーンデッド」
そして、マッシュの頬を触る。
「あぁ、なんと美しい」
「まさか生きていたとは……」
「もう手に入らないのかと絶望したよ」
「それに、あんな貴重な魔法の持ち主を友達にしているなんて……」
「なんて素晴らしい……」
「私の可愛い、可愛い……」
「息子よ」
「お前を取り込むことで、私は完成する」
「さあ、行こう」
「待たれい」
「！」
時間を停止したなかでも、イノセント・ゼロに声をかけたのはウォールバーグだった。
「貴様の真の目的はなんじゃ」
「目的……」
「私はただ完璧な人間になりたいだけだ」
「死なず、美しく、強い」
「たったそれだけだ」
「なんとチンプな……」
「その目的の為なら多くの犠牲はいとわないと…」
「魔力を奪い、苦しめ、殺してもよいと…」
「何を言っている」
「当たり前のことを聞くんじゃない」
「私の為に家族は存在するのだ」
「そのマッシュ・バーンデッドもそうだ」
「私の為に存在する」
「そして、あの子……」
「A・ソルディアもね」
「当然連れて帰るよ、お家にね」
「フォッフォッフォ……」
「やはりお前とは、相容れぬ運命よのう」
「マッシュ・バーンデッドはこの世界の希望となる」
「そして、A・ソルディアも」
「どうしても連れて行くというのであれば、ワシを超えねばならんのう」
「何十年ぶりじゃないか」
「こうして杖を交えるのも……」
2人は杖を取り出した。
───「サモンズ
───「サモンズ
今、2人の魔法が衝突する。
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りんごあめ(プロフ) - しぃさん» 教えてくださりありがとうございます！とても助かりました！ (3月29日 23時) (
レス) id: db7ca037e4 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - オ/リフラ外せてないですよ〜💦 (3月29日 23時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごあめ | 作成日時：2024年3月29日 20時
