第九十四話 ページ47
・
陰喰者は影を吸い取る。
そして、マッシュたちのいる部屋は明るい為影は必ず出来る。
普通なら攻略不可能……
が
相手はマッシュだ。
ここで止まる人ではない。
「やっておしまいなさ……ん？」
マッシュは影を吸い取られないように、うつ伏せになっていたのだ。
「だが、その状態では貴様も身動きが…」
すると、マッシュは匍匐前進で移動し始めたのだ。
「魔物たちは宙に浮いている！這ったまま触れることなど……」
マッシュは首を真逆に向けると、息を吸って陰喰者を引きずり下ろした。
『……こっわ』
ごもっとも。
そして、マッシュは一瞬で陰喰者を掴むと三角絞めをした。
「……いやどゆこと？！」
すると、ヌシヤマヌシオは消滅し、代わりに星が現れた。
どうやら、部屋ごとの課題をクリアして星を集めていくシステムらしい。
・
その頃───
「3個目のスター……」
「俺たちにとっちゃカモみてぇなもんだな」
「奴らを足止めする必要なんてないんじゃねぇか？」
ヴァルキス校のガルフはレヴィにそう聞いた。
「俺は格下相手だろうが手は抜かねぇ」
「ギャハハハッ、勝ちにこだわるオメェらしいや！」
「笑い方が下品だぞ、テメェ」
だが事実だぁ……
これは出来レース。
実力だけじゃねぇ……
そもそも勝負になってねぇのさ、
すると、どこからか何かが破壊されている音が聞こえた。
ガシャガシャッ
「なんだ？今の音……」
ガシャガシャッ ガシャガシャッ
「こっちに来るぞ！！」
「馬鹿なっ！」
「奴ら側には強力な足止めを仕向けたはず……！！」
しかもこの屋敷は迷路状になっている……
ここまで来るには何十もの壁を……
ガシャッ
まさかそれを突破してきただと？！
「いやぁ」
「まず一方的に君をボコボコにして星集めた方が早いかなって」
「手加減頑張ります」
「ほー、少しはやるじゃねぇか」
イーストン校 VS ヴァルキス校
直接対決！！
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんごあめ(プロフ) - しぃさん» 教えてくださりありがとうございます！とても助かりました！ (3月29日 23時) (
レス) id: db7ca037e4 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - オ/リフラ外せてないですよ〜💦 (3月29日 23時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんごあめ | 作成日時：2024年3月29日 20時
