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真実 ページ9

稀血?旬祢が?何言ってるの?だって血液検査は?どうしてばれなかったの?









柑吾:「驚いた?俺も驚いたよ。まさか、俺以外の家族全員が稀血だったなんてね」








A:「な、に……言ってるの?だって血液検査は?家族全員?なに?分からない!変なこと言わないで!」








柑吾:「動揺するのも当たり前だよねェ。でも、俺も驚いたよ。あれは三才の頃だった。俺もお前と同じ、幼児期健忘が起こらなかった。だから覚えてる。両親は隣町の人を殺して、血液検査を今まで逃れていた。そして俺が生まれて、稀血じゃなかったから凄く喜んでいた。でもある日、隣町の奴がやって来て、両親を人殺しだと暴露した。すぐに俺たちの血液検査が行われた。でも血液検査の結果、全員が稀血じゃなかった。おかしいよね?どうしてか分かる?」








A:「っ!まさか!」








柑吾:「そう。俺の血で家族を生かした!でも俺は重度の貧血状態になった。それなのに家族は俺に礼を言うこともなく、俺を放っておいた。旬祢だけは看病してくれたけど……でも気付いたんだ!どうして汚れなき俺は感謝されず、稀血の家族のために血を貸す必要があるのか!ってね?いっそのこと家族全員を密告しよう!って思った時、俺も疑いをかけられるのは怖かった。だからずっと黙ってた。そんな時お前が生まれた。家族はお前を稀血として公表すれば、自分達が傷つけられないと知って、お前を村に差し出した。」








A:「そ、んな………」







柑吾:「ひどい親だよな?でも俺はいじめができるから別に気にしてなかったけど、旬祢はお前を逃がそうとした。だから「お前の真実を村にばらすぞ!」って脅したら、すぐに言うこと聞いてくれたよ」









何が楽しいのかキラキラとした目で笑う彼はまるで悪魔のように見える。
怖い………!怖いのに、怒りがフツフツと沸き立つ。旬祢や両親にも怒りはあるが、それ以上に、コイツには憎悪が募る









A:「そう………やっぱり、お前はクズなんだね?旬祢とは分かり合うことは出来なかったけど、話していてお前ほどのクズじゃないのは分かった。だから、だから私が!私がお前を絶対に殺す!」






感じたことない殺気と緊張で声が震えるが、必死で己を鼓舞した。









柑吾:「威勢がいいね?じゃ、先に攻撃して良いよ?俺はしないであげるから!」







A:「伍の型 暮色蒼然!」

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作者名:クテシフォンらるるん | 作成日時:2020年4月24日 15時

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