25:闇 ページ28
みんなのおかげで体力も精神も回復していき、個性が戻るのに時間はかからなかった。
筆記テストも無事に終わり、なんとか元気に復帰出来たけど……
対人試験！先生と１
B組担任のブラドキング先生だ。個性:｢操血｣
自分の血液を自由自在に使うプロヒーローだ
間合いを取らせない長期決戦のタイプで、私みたいな短期決戦のタイプとは真逆だ。
個性を使いに使ってなんとか脱出でき、合格出来たが……かなりハードだった
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テスト後
切島:｢お疲れ様！凄かったなAちゃん。１VS１とか緊張するよなー……俺は筆記テストこそ悪くなかったけど、対人試験がなー……赤点だな｣
『お疲れ様！どこの先生達も当たり前だけど強くて……正直に言うと怖かったよ』
｢へぇ、Aちゃんでも怖かったのか……やっぱ雄英すげぇよな｣
最近、切島君とよく話す。テスト勉強があったというのも理由の一つだけど……
休みの日は一緒に勉強したり、好きなヒーローの話をしたり………学校の行き帰りはいつも一緒。お昼も一緒だし、LINEも頻繁にする。
友達0だった私は嬉しくて仕方ない。
でも最近、切島君が用事でいなかったりすると、凄く寂しいと感じてしまう。そして、会えた時の喜びは凄まじい。
最近の私は……なんか"変"だ
切島君と登校し、廊下を歩いていると、
???:｢あれだろ？神々廻A。A組の奴。特別入学したくせに、短期決戦しか出来ない弱いやつ｣
クスクスと笑う声
???:｢個性チートなんだからちゃんと個性磨けよって思うよな……｣
向けられる白い目
???:｢精神ショックで個性一時期出なかったらしいよ？｣
どこかバカにしたような言い方
???:｢ヤバ！メンタル弱くね？そんなんでヒーロー志望とかウケる！てか、父親殺されたのによく平気そうな顔してるよなー｣
平気なわけないじゃない！そう言いたい気持ちをぐっと抑える
???:｢仕方ないよ。もともと
最近、他クラス、他学年からの視線が痛い。
もともと、私が特別入学したことをよく思わない人は沢山いる。
そんな中、ヴィラン襲撃。神々廻Aは弱い。
精神ショックで個性が使えず入院。
たて続けに起きた出来事に、そういった鬱憤が私に向かって爆発してしまったのだ。
隣にいる切島君には、1番見られたくないところを見せてしまった…
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作者名：クテシフォンらるるん | 作成日時：2020年12月9日 17時
