12:許さない！ ページ15
結局、緑谷君、お茶子ちゃん、飯田くんと一緒に帰った
『はあぁぁ』
麗日:｢大変だったね、大丈夫？｣
緑谷:｢切島君、いつもより凄かったけど、轟君が自分から話すなんて……強い人は凄いなぁ｣
麗日:(違うんだよデク君！恋敵なんだもん！)
飯田:｢確かに！神々廻君は実践でも群を抜いて強いものな！特別入学だったな！それもテスト点が過去最高！尊敬する！｣
麗日:(なんか、話しズレてる……)
『私なんかぜんぜん……テスト点が良くなかったら特別入学なんて出来なかったし、たまたま良かっただけだよ。』
麗日:｢ね、ねぇ！今日のあの二人さ、凄かったね｣
『え？あ、うん。でも、切島君は特に凄かった。なんか怖かった。いつもみたいな明るさがなくて……2人とも喧嘩したのかな？』
飯田:｢喧嘩か……まったく。男の喧嘩に女子を巻き込むなんて！｣
緑谷:｢そ、それってもしかして2人が神々廻さんの事をs｢あー！｣？｣
『ど、どうしたのお茶子ちゃん。いきなり叫んだりして』
麗日:｢え？ううん！なんもないよ！｣
『そ、そう。そう言えば緑谷君何か言いかけてたよね』
緑谷:(これは言わない方がいいんだよな……)
｢な、なんでもないよ！ごめん！｣
『そ、そう？はぁ、とにかく2人が仲直りしてくれたらいいなぁ』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日は上鳴君とお茶
というのも、遡ること昨日の帰り
緑谷君、お茶子ちゃん、飯田くんと帰っていると、突然上鳴君がやってきて
｢Aちゃん！LINE交換しよう！｣
『え？LINEですか？』
｢そうそう！でさ、明日お茶しない？奢るから！｣
『え、お茶……？』
｢明日の午後空いてる？もしダメなら明後日でもいいから！｣
『は、はい……』
結局、上鳴君の圧に負けて今日お茶をすることになった
耳郎:｢え？あのナンパ野郎とデートすんの？｣
『？デートではなくてお茶です』
｢いやいや、それをデートって言うんだよ！本当に大丈夫？ていうか行かない方がいいんじゃ…｣
『大丈夫。確かに圧に負けてOKしちゃったんだけど、約束は破りたくないから……』
｢お人好しだなぁ｣
この会話を聞いていたクラスメイトのうち、2人は鬼の形相をしてたとか……
轟:(上鳴電気………アイツ……許さねェ)
切島:(アイツ……いつの間に抜け駆けしやがって)
轟/切島:((上鳴もAのこと好きなのかよ!))
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作者名：クテシフォンらるるん | 作成日時：2020年12月9日 17時
