噂 ページ33
Aside
胡蝶:「あらあら、見せつけてくれますね、ずいぶん仲のいいお帰りなんですね。」
しのぶさんにからかわれてしまった。からかわれているだけなのに顔が熱くなる。
A:(カァッ//)
不死川:(カァッ//)
胡蝶:「あらあら、お顔が真っ赤ですよ〜。恋仲になったと言うのは本当みたいですね〜。」ニコッ
頭に?が浮かんだ。それは私だけでなく師範も同じだったらしく、
A:「えっ!」
不死川:「はぁ?」
と、二人で疑問を口にすると、子供のいたずらを見守る母親のような顔で、
胡蝶:「いいんですよ?隠さなくて。全部知ってますから〜」アハハッ
と言われた。
不死川:「オイオイ、ちょっと待て。何の話だァ?」
当然だ。私もそう思った。
胡蝶:「お昼頃、任務帰りの煉獄さんと時透君が寄ってくださったんですけど、お二人が公の場で接吻をしたと聞きましたよ〜」
A:「!!…//……」
不死川:「アイツら………ぶっ殺す!」
A:(ま、まさか本当に言うなんて…でも、二人とも口が軽そうではないのにな………)
そう思った私は思いきって尋ねることにした。
「あ、あの……しのぶさん!どうしてその話になったのですか?」
胡蝶:「あー、それはですね、私がAさんと不死川さんがお出掛けしているという話をしたんです。そしたら不死川さんが家に連れ帰っていたと言うことを聞いて、接吻もしていたから、恋仲なのでは?って感じで知れ渡りました。」
不死川:「オイ!誤解だァ!連れ帰るって人聞きの悪い事言ってんじゃねぇよ!!」
A:「し、知れ渡るって、今、そう言いましたか?」
私と師範に嫌な予感がめぐる。
胡蝶:「はい!屋敷の者と、隠の大半は知っているはずですよ!」
その後の事はあまり覚えていない。放心状態に近かったと思う。
師範にお礼を言うと、師範もちょっとした放心状態だったのか、頷くだけで、走って帰ってしまった。
〜大正コソコソ噂話し〜
時透:「不死川さんはAさんが好きなんだね」
煉獄:「ああ!そのようだ!あんなに照れた不死川は見たことがないからな!」ワハハッ
時透:「この噂広まったらどうなるのかな?まぁ、すぐ忘れるだろうけど……」
煉獄:「恋仲を隠すことはない!それに、広めたのは盗み聞きをしていた隠なのだから、問題ないだろう!」うむ!
このあと、不死川さんに怒鳴られた二人でした。
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ナリア(プロフ) - 良いお話を読ませていただきました!炭治郎の治が次になっていたのが気になりました。m(_ _)m突然すみません。 (2020年5月6日 17時) (レス) id: 7339556e29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クテシフォンらるるん | 作成日時:2020年3月12日 14時