25:本心�� ページ26
大神晃牙side
うぅ、気まずい………！！
あの双子、ここを出たらぶっ殺してやる！
チラッと横を見ると、Aは震えていた
｢お、オイ……大丈夫か？｣
『………なさ……い』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
｢えっ、お前……声………｣
Aに近づくと、怯えた表情で泣いていて、
小さな声で"ごめんなさいごめんなさい"と言っていた
｢お、オイ！落ち着け！何に謝ってんだ？｣
『………くっ、はっ…………』
｢お前！過呼吸起きてるじゃねーか！落ち着け、落ち着いて深く息を吸え！そ、そうだ……ゆっくり吸って………吐いて…………｣
《怖い…………》
過呼吸を起こしながら、震える手で"怖い"と書いたAの目には涙が浮かんでいた
｢怖い？大丈夫だ。怖いもんはねぇよ。落ち着け、俺がいるから大丈夫だ｣
Aの苦しそうな顔がほっとけなくて、気付いたら抱きしめていた。
馬鹿か俺……コイツにはアドニスがいるじゃねーか！ほっとけばいいのに………でもほっとけなかった。
少しして過呼吸が落ち着いてくると、きれいな字でノートに何か書き始めた
《ごめんなさい。ありがとうございます。》
｢別に………過呼吸なんて起こされちゃほっとけねーからな！｣
《そう、ですよね……それより、閉じ込められちゃいましたね》
｢あぁ、そうだな。あの双子、ぶっ殺してやる！｣
《きっと、あんず先輩が心配してますね》
｢は？なんで、あんずの名前がでんだよ？俺よりも、お前だってアドニスが心配してんじゃね？｣
『・・・・・』 ﾎﾟｶｰﾝ
《なんのことですか？》
｢は？お前ら付き合ってるんじゃねーの？｣
『・・・・・』ブンブン！
｢えっ！付き合ってねーの？｣
『・・・・』コクコク
《というより、先輩があんず先輩とお付き合いなさってるでしょ？》
｢はぁ！？なんで俺がアイツと付き合うんだよ！俺が好きなのはお前だっつーの！｣
『・・・・・・』
｢・・・・・｣
｢うわっ、やべっ！口が滑って…………！｣
隣を見ると、顔を真っ赤にしたAと目が合う
｢く、クソッ………こんな形で言うつもりじゃなかったのによ…………｣
Aがアドニスと付き合ってないことに酷く安心する自分がいる
そして、お互いが勘違いしていたことに笑えてくる
後悔する前に、伝えねーとな……
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さぁ - 私は大神晃牙が最推しなので凄く楽しみながら読んでました...！体育館倉庫のところとかもうね、うん← 本当にお疲れ様でした！新作楽しみにしてます！ (2021年6月3日 18時) (
レス) id: fd66046518 (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い好きです！更新お待ちしております┏○ﾍﾟｺｯ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クテシフォンらるるん | 作成日時：2021年3月8日 14時
