千秋さん！私、アイドル嫌いなんで！ (ページ24)

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千春(ちはる):｢ママ～！みてみて！パパの絵書いたの！｣

『おっ！上手に書いたね！えらいえらい！』

千夏(ちなつ):｢私もママの絵書いたー！｣

『あらあら、嬉しい！ありがとう！2人とも！』

私の目の前の天使は、千秋さんとの子供。千春と千夏だ

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千秋さんと結婚して3年、私は双子の千春と千夏を身ごもった

仕事で忙しい千秋さんに負担をかけたくなくて、双子ができたなんて言いずらかったでも、千秋さんは嫌な顔せずに喜んでくれた

｢本当に！？本当に双子がいるのか！？嬉しいぞ！ありがとう！｣

『よ、良かった…………』

｢俺の子がAのお腹に……二人もいるのか……！なんか泣けてくるな！｣

『ふふっ、千秋さんったら。でも、負担になりませんか……？ただでさえ忙しいのに』

｢負担なわけないだろう！愛する家族が増えて、守るものが増えるのは嬉しいことだ！｣

『っ///、ありがとう……千秋さん』

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今では千春も千夏も5歳になって、私たちの絵を描いてくれる

今日は千秋さんと私の結婚記念日
料理を作りながら、千秋さんの帰りを待っているとこだ

｢ただいま～！おっ！千春！千夏！お利口さんにしていたか～？｣

帰ってきた千秋さんに飛びつく千春と千夏。それを受け止めて笑う千秋さん……この光景が好きだ

｢Aただいま！いい匂いがするな～｣

『おかえりなさい千秋さん。今日は千秋さんが好きなフライドポテトと、子どたちが好きな唐揚げを作ったんです』

｢おっ！それは楽しみだ！ありがとうな！｣

そして、千秋さんは私の目の前で跪く

｢結婚してくれてありがとう｣

そう言って赤い薔薇を差し出した

『ふふっ、ありがとうございます。私こそ、結婚してくださってありがとう』

結婚記念日はいつも赤い薔薇を買ってきてくれる

｢千冬(ちふゆ)もただいま～！聞こえるか？｣

そう言いながら、私のお腹にそっと手を置く。
私のお腹にいる、千秋さんとの3人目の子供だ。
大きくなったお腹をさすると、千冬が動くのがわかる

｢おっ！今動いた！千冬は男の子だから,俺のようにヤンチャなのかもしれん！｣

『ふふっ、そうかもしれませんね……』

この幸せな日常が、永遠に続きますように………

END