45話 ページ46
「……あれ?」
もう一度風呂に入って、キヨさんがシーツを変えてくれている間にスマホを確認すると、グループでたくさんのメッセージが来ていた。
えみちゃんと、御影くんがいる3人のグループだ。
えみ色々落ち着いたら連絡ちょうだい、ひかるは御影がボコしたから
御影再起不能にするまでボコしておいた。金輪際俺らともAとも関わらないようにって言っといた
相変わらずびっくりするくらい物騒な2人だ。
しかし、ひかるくんへの怒りが収まった。
そして、もう会わないようにしてくれた配慮に、頭が上がらない。
「ありがとう、ふたりとも」
3人のグループを見て、そこにメッセージを打ち込んだ。
A大丈夫。ありがとう。キヨさんが助けてくれました。明日は講義に行けなさそうなんだけど、プリントとか頼めますか
直ぐに既読が2つついた。
えみな、な、なー!!!キヨ!?!キヨが!?!?きゃああああああ!!!!
御影おちつけえみ
えみ落ち着いてられないわよ!!!しかも明日学校休むってそういうことでしょ!!!
御影俺たちのAも、巣立ちの時が来たんだよ
えみうっ………そうね…………ねえ御影………飲みに行きましょう……明日は赤飯炊くわよ………
御影仕方ねえな。あ、A、プリントとか出席とかはこっちがなんとかするから、今日明日はゆっくり休めよ
A本当にありがとう
2人には筒抜けだが、まあ大丈夫だろう。
あとは他のメッセージにも適当に返して、スマホの画面を消した。
「シーツかえおわった」
キヨさんが寝室から出てきて、私の近くに真っ先にやってくる。
そして、まともに歩くことも出来ない私の体を抱き上げて、寝室に戻る。
「トイレとか大丈夫か?」
「はい、さっきしたし、もう眠いです」
「……だよなぁ」
申し訳なさそうにしているキヨさんは申し訳ないが、少し可愛い。
「お前、今良くないこと考えてるだろ」
「……内緒です」
私をベッドに優しく運んで、キヨさんも一緒に布団に潜り込んだ。
「今日はよく眠れそうです」
「俺もだわ」
「明日は何も無いんですか?」
「夕方からレトさん達と撮るつもりだった」
「じゃあ、」
「だめ、一緒にいて」
手を繋いだまま、キヨさんは寝息を立て始めた。
180人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「nmmn」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんご(プロフ) - ちょこれえとさん» すみません、返信遅くなりました。好きになったと言って頂けて嬉しいです。これからも自分のペースで頑張っていきます! (2020年3月6日 13時) (レス) id: 72494e54b9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれえと(プロフ) - めっちゃ面白いです!キヨのこともっと好きになれました! これからも頑張ってください!! (2020年3月3日 13時) (レス) id: cdd2774812 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - みんさん» ありがとうございます!1番好きと言っていただけて嬉しいです。自分のペースで頑張らせていただきますので、これからもよろしくおねがいします! (2020年1月31日 23時) (レス) id: 72494e54b9 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - はじめまして!いつも拝見させていただいています!たくさんあるキヨのお話の中で一番好きです(^^)vりんご様のペースで頑張ってください。陰ながら応援してます! (2020年1月31日 18時) (レス) id: c336b5de5e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - なおさん» 初めてのコメントをいただけて嬉しいです!年齢制限の方は別サイトになると思いますが、前向きに考えますね。ありがとうございます。 (2019年12月13日 19時) (レス) id: 72494e54b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんご | 作成日時:2019年12月10日 14時