23話 ページ24
｢そういえば、アカウント作ったんですよ｣
｢おー、見せてよ｣
お風呂も食事も済ませて、キヨさんのベッドに2人で横になると、私はふとアカウントのことを思い出した。
キヨさんにスマホを見せる。
作りたてで、まだ鍵をかけているそのアカウントは、おんぷがアイコンに書かれている。
｢普通だなぁ｣
｢普通じゃダメですか｣
｢いいや。あ、俺らのトークにリンク貼っといてよ｣
｢じゃあアカウント公開していいですか？｣
｢うん。なんか1つ画像載せて呟けば？｣
キヨさんに言われて、アカウントのリンクをグループに貼り付けた。
そして、何を呟こうかなぁと考える。
｢うーん……｣
｢何、悩んでんの？｣
五分くらいして、呟く内容は思いついたものの、画像に迷っていた。
キヨさんが私の肩に頭をのせて、私のスマホの画面を覗き込んだ。
少し、息がくすぐったい。
｢画像、何載せればいいかなって｣
｢……これにしとく？｣
少し考え込んだあと、キヨさんは自分のスマホから写真を見せてくれた。
それは、ピアノを弾いてる私の手と鍵盤だけの写真だった。
｢何時撮ったんですか！？｣
｢お前がイヤホンつけてガンガン弾いてる時にこっそりと｣
こうして、私はその画像と共におんぷちゃんとしてのSNSデビューをしたのである。
『おんぷです。ピアノをずっとやってるのでゲームは初心者です。ピアノの演奏をあげていきます。写真は私が弾いてる姿です。ブレてるのは動きが速すぎるせいです。よろしくお願いします』
そしてすぐに鍵を外した瞬間、キヨさんからフォローが来る。そしてすぐに引用された。
ここまで1分しかたってない。どうやら待ち伏せされていたようだ。
『私の動画でポンコツプレイを発揮したおんぷがSNSを始めたようです。ただピアノはめちゃくちゃ上手すぎるのでよければ聞いてあげてくれよ！(フォローは俺が1番だった)』
｢キヨさんほんとに1番だ……｣
｢そりゃな。あ、通知はフォローしてる奴以外からのは切っとけよ｣
｢……やり方分かりません｣
｢仕方ねえなぁ｣
キヨさんは私スマホを手に取り、設定をしてくれた。そして、自分と私のスマホをサイドテーブルに置いた。
｢じゃ、ここからは俺に構えよ｣
｢………横暴すぎませんか｣
｢普通だろ｣
どさり、と優しく押し倒す。
キヨさんは私の顎に手を添えて、近づいた。
｢明日歩けるくらいにはしてやるよ｣
｢……もう｣
止まる気のない彼の首に腕を回した。
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りんご(プロフ) - ちょこれえとさん» すみません、返信遅くなりました。好きになったと言って頂けて嬉しいです。これからも自分のペースで頑張っていきます！ (2020年3月6日 13時) (
レス) id: 72494e54b9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれえと(プロフ) - めっちゃ面白いです！キヨのこともっと好きになれました！ これからも頑張ってください！！ (2020年3月3日 13時) (レス) id: cdd2774812 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - みんさん» ありがとうございます！1番好きと言っていただけて嬉しいです。自分のペースで頑張らせていただきますので、これからもよろしくおねがいします！ (2020年1月31日 23時) (レス) id: 72494e54b9 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - はじめまして！いつも拝見させていただいています！たくさんあるキヨのお話の中で一番好きです(^^)vりんご様のペースで頑張ってください。陰ながら応援してます！ (2020年1月31日 18時) (レス) id: c336b5de5e (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - なおさん» 初めてのコメントをいただけて嬉しいです！年齢制限の方は別サイトになると思いますが、前向きに考えますね。ありがとうございます。 (2019年12月13日 19時) (レス) id: 72494e54b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご | 作成日時：2019年12月10日 14時
