You're my crush...(Makoto)

31なんでもない日もたまには ページ31

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「ほんとにご馳走になっちゃっていいの？」

慎「うん。ラーメン一杯くらいヘーキ。」

「ありがとうっ……ごちそうさまでした。」

慎「うん。」



歩き出した瞬間、Aが声をあげた



「……あっ、見て〜！こんなところにガチャガチャある…」

慎「わ、ほんとだ。すげー。色々あるじゃん」

「これ可愛いっ！」

慎「どれ？」



かがむAの後ろから覗き込むと、
何が可愛いのかよく分からないやつ。



慎「なにこれ、ゆるキャラ？」

「ねこのストラップだって！」

慎「俺はこれかなー」

「スニーカーの………ストラップ？私買ってあげる！」

慎「え？いいよ」

「ラーメンのお礼〜」



別にいらなかったけど、
嬉しそうにコイン入れてるから、


まいっかって。



「はいっ！あけてみて？」

慎「ありがと。……へ〜、悪くないか」



ストラップ越しに、
にこにこするAが目に入る。



慎「…ちょっと待ってて」

「うん？……………えっ？それ………」



出てきたカプセルを渡す。



「……いいの？………宝物にする」

慎「大げさ笑。あけてみてよ」

「うんっ！……………わぁっ、可愛い」



そう言って、すぐにカバンにつけるA。
それ、そこにつけんの？って思ったけど、黙っとくことにした。



「嬉しすぎてこわい。」

慎「……単純。」

「単純でいーもん」



200円のストラップが宝物って…………



慎「……………帰りますか」

「うんっ」



こんな日も、悪くないな……………＿＿＿＿＿＿＿＿



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