Which would u like?2(壱×北)

87鏡に写ル痕 ページ37

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お風呂を借りて、用意された壱馬のスウェットとトレーナーを着る………………＿＿＿＿＿＿＿＿





ぶかっと、服に着られてる感じの自分が鏡に映る





ふと、服の合間から見えた赤い痕に目がいって、





近づいて見てみると、





そこには、くっきりと、壱馬の残した痕が写っていた……………





そこに触れると、ジンジンと、軽く、痛む………………





北人に…………見られない様にしないと……………＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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「壱馬…………お風呂、ありがとう………」




壱「……おう。…………………ぶかぶかやな…………」



「………………ちょっとだけ……」



壱「………タクシーで送ってやるから。ドレスは、没収な」



「えっ………………だめだめ。ドレスも持って帰るし………家も……1人で帰れる………」




壱「…………………なんで、隠すん？……なんか、あんの？」



「………か、仮住まいだからっ…………友達と………住んでるの………」





"………………俺と居るコト、絶対、言わないで？"



真っ直ぐな瞳で言われた北人の顔がよぎる





壱「………………仮住まい？」



「……………色々あって、お金なくて…。しばらくの間…………お世話になってるの。」



壱「…………………………」




そしたら、急に黙り込んで、何かを考えてる様な素振り




ブーブーッ………………＿＿＿＿＿＿＿＿




沈黙に訪れた携帯の通知音




壱「…………………………さっきから、鳴ってる」



「…………………………」




きっと、北人だ…………………＿＿＿＿＿＿＿＿




壱「………………………確認、しないん？」




「…………………私……帰るね……………＿＿＿＿＿＿＿＿」





このまま一緒にいたら、ボロが出てしまいそう



早く、この場から………………＿＿＿＿＿＿＿＿





壱「…………………………まだ、…………帰さんけど？」





後ろから、抱きしめられ、




そう、囁かれたら、




私はまた、動けなく、なる………………＿＿＿＿＿＿＿＿




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