113《RN side》 ページ13
RN「…ほんと、勝手な人。」
そう私が言葉を零す。
けれど、そんな言葉、夢中になって走っている彼に届く訳がなくて。
なんで行かせちゃったんだろう。
このまま側にいてって言えばよかった？
RN「…少しでも、
貴方の頭の中に私、居た？」
誰もいない地面に喋りかける。
RN「…ほんと、自分勝手。」
彼が、自分の家に訪ねてきた時、
少し期待してしまった。
もしかしたら、なんて。
けれど、彼の話を聞くに、彼にはAだけなんだって痛いほどわかった。
高校生時代から、
私はずっとテヒョンが好きだった。
入学して、一番最初に喋ったのがテヒョン。
緊張して、かちかちになってる所にいきなり肩に手を置いてきたんだよね。
あの時びっくりしすぎて口から心臓が出そうで。
そしたら『肩、あがってるよ！肩パットいれてる？』なんて四次元発言を初対面でかましてきた。
でもそんなところに惹かれたり。
いつのまにか好きだった。
けれど、いつのまにか彼の隣にはAが居て。
Aは私と親友で。
どうしていいかもわからない。
だからこの気持ちはもうなかったことにしようって。
そう決めた。
だからってAの事を恨んだりなんかしかった。
勝負に負けたのは私なわけで、
テヒョンはAを好んだ。
ただそれだけだったから。
もしかしたら、相談乗り続けたら私に気が向くかも、とか、
そんな呑気なことを考えていたからかな。
こんな天罰がくらったのかな。
ジンさんも好き。
だけど、どうしてもテヒョンが頭に浮かんできて。
けど。
今日で吹っ切れたかな。
今日でこの気持ちともほんとにさようならかな。
私はポケットから携帯を取り出してイヤホンをつける。
.
RN「…大好き…っでした…っぁ…っく…」
バイバイ。大好きだったテヒョン。
私は携帯を取り出して、ジョングク君に連絡を入れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1992人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リンゴ(プロフ) - きゅーりさん» 日本からブラジルまで、どこでもパシリとして飛んできます(( わああああ、ありがとうございます(；＿；)好きです！() (2017年3月19日 22時) (
レス) id: 7a4c50eb84 (このIDを非表示/違反報告)
きゅーり(プロフ) - リンゴさん» 身の回りのお世話から、パシリまでなんでも（）あ、続編読みました！！！好きです（は） (2017年3月19日 22時) (レス) id: 20e76d677f (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - きゅーりさん» 本気でなんでもします、ガチで← (2017年3月19日 22時) (レス) id: 7a4c50eb84 (このIDを非表示/違反報告)
きゅーり(プロフ) - リンゴさん» なんでもするので嫁に来てください((( (2017年3月19日 21時) (レス) id: 20e76d677f (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - きゅーりさん» わかります、わかります、もう最高です嫁にください()() (2017年3月19日 21時) (レス) id: 7a4c50eb84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リンゴ
| 作成日時：2017年2月17日 23時
